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世界に観測されていた俺たち、最強の影がその仕組みごと壊しました  作者: 慈架太子


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第8話:初の連携戦闘

第8話:光の鎧と完全無欠のパーティ


森の最深部。


空気が重い。


「……ここ、本当に森?」


ヴァレリアが呟く。


「違うな」


レオンは即答した。


「“ダンジョン化してる”」


セレスの表情が変わる。


「……瘴気が溜まりすぎてるのね」


エルザが剣を握る。


「つまり、強いのが出る」


「いいな」


「よくないでしょ!!」


その時。


ズズズ……


地面が蠢く。


現れたのは――


巨大な異形。


腐肉と骨が混ざり合った、巨体のアンデッド。


「……あれ、ヤバいやつよ」


セレスの声が低い。


「ボス個体ね」


エルザも構える。


「ちょうどいい」


レオンは一歩前に出る。


だが、その時。


ズンッ!!


巨体が腕を振り下ろす。


速い。


重い。


「レオン!!」


回避。


地面が砕ける。


「……当たったら終わりね」


ヴァレリアが息を呑む。


レオンはそれを見て――


「防御が足りないな」


呟いた瞬間。


身体の奥で、また“変化”が起きる。


ドクンッ!!


魔力が、身体の表面に広がる。


「……これか」


光が、纏う。


全身を覆う。


「マジックアーマー」


その瞬間。


再び巨体が攻撃。


ドゴォンッ!!


直撃。


「レオン!!」


だが――


無傷。


「……軽いな」


沈黙。


「は?」


セレスが固まる。


「今、直撃したわよね?」


ヴァレリアも呆然。


エルザが低く呟く。


「……防いだ……?」


レオンは腕を動かす。


「問題ないな」


光の鎧が、淡く輝いている。


「お前らもやれ」


「え?」


「身体に魔力纏うだけだ」


「だからそれが難しいのよ!!」


だが、もう慣れている。


セレスが挑戦。


「……っ!」


光が、薄く身体を覆う。


「……できた……!」


ヴァレリアも成功。


「これ……すごい……」


エルザ。


完全に展開。


「……完璧だ」


レオンが頷く。


「これで死なない」


「軽く言わないで」


だが、その時。


ボスが再び動く。


咆哮。


無数のアンデッドが湧く。


「……増えた!」


「問題ない」


レオンは構える。


「全部やるぞ」


四人が動く。


完全戦闘


レオン――前衛


エルザ――斬撃


セレス――回復支援


ヴァレリア――浄化支援


そして――


全員、マジックアーマー展開。


攻撃が通らない。


「いける!」


セレスが叫ぶ。


「全然怖くない!」


ヴァレリアが笑う。


「押し切る!」


エルザが突っ込む。


斬る。


ホーリーバレット。


ヒールバレット。


ピュリフィケーションバレット。


全てが噛み合う。


“完璧な連携”。


数分後。


雑魚は――全滅。


残るはボス。


「仕上げだ」


レオンが言う。


「任せて」


三人が頷く。


レオンが前に出る。


アクセル。


加速。


一瞬で距離を詰める。


剣に――光を最大出力で纏う。


「終わりだ」


一閃。


巨体が、真っ二つに裂ける。


そのまま――


光に包まれ、消滅。


静寂。


「……勝った……」


セレスが呟く。


「……楽勝だったわね」


ヴァレリアが笑う。


「……信じられないな」


エルザが剣を下ろす。


レオンは一言。


「まだ弱いな」


三人同時に叫ぶ。


「「「どこが!?」」」


だが、その顔は――


全員、笑っていた。


その夜


焚き火を囲む四人。


「ねえ、レオン」


セレスが言う。


「私たち、どこまで強くなるの?」


レオンは迷わず答える。


「限界まで」


沈黙。


そして――


「いいわね、それ」


「付き合うわ」


「当然だ」


三人の答えは、同じだった。

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