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世界に観測されていた俺たち、最強の影がその仕組みごと壊しました  作者: 慈架太子


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第27話:もう一人じゃない

第27話:取り戻した距離


森の外れ。


騎士団との戦闘を終えた直後。


静寂。


五人が、並ぶ。


誰もすぐには喋らない。


風だけが、通り過ぎる。


最初の一言


「……バカ」


セレスだった。


レオンを見る。


「一人で行くなって言ったでしょ」


沈黙。


レオンは少しだけ視線を逸らす。


「……悪かった」


その一言。


全員が一瞬、止まる。


「……素直すぎない?」


ヴァレリアが呟く。


「……逆に怖い」


エルザが腕を組む。


「……だが、良い」


ミレイユが小さく言う。


「……修正完了」


本音


セレスが一歩近づく。


「勝手に決めないで」


「一緒にいるって言ったでしょ」


レオンは頷く。


「……ああ」


ヴァレリアが続ける。


「守るとか、守られるとかじゃないの」


「一緒にやるの」


エルザが一言。


「……並べ」


ミレイユが静かに言う。


「……それが最適」


沈黙。


レオンは答える。


「わかった」


変化


空気が、戻る。


だが。


以前とは違う。


“対等”。


「……これでいい」


セレスが笑う。


騎士団のその後


少し離れた場所。


騎士団。


「……撤退だ」


団長が言う。


「だが……報告はどうする」


副官が聞く。


沈黙。


若い騎士が口を開く。


「……あれは敵じゃない」


「むしろ……」


一拍。


「味方にすべきだ」


沈黙。


団長が目を閉じる。


「……同意だ」


裏の動き


その頃。


王都。


暗い部屋。


「……計画は失敗か」


フードの男が呟く。


「いえ」


別の声。


「想定内です」


「むしろ――」


笑う。


「“あれ”はさらに成長した」


沈黙。


「……なら、次だな」


「ええ」


「次は、潰します」


再び森


五人。


焚き火。


肉を焼く。


「……結局これよね」


ヴァレリアが笑う。


「落ち着くわ」


セレスがレオンを見る。


「逃げないでよ、次は」


「逃げてない」


「同じ」


「違う」


エルザが一言。


「……似ている」


ミレイユが呟く。


「……でも改善済み」


仲間


五人の距離が、近い。


以前より。


確実に。


「……強くなったわね、私たち」


セレスが言う。


レオンは一言。


「まだだな」


全員。


「「「「またそれ!!」」」」


その時


ミレイユがふと顔を上げる。


「……来てる」


沈黙。


「敵?」


「違う」


「……人」


気配。


複数。


だが――


敵意がない。


新たな接触


森の向こうから現れる。


三人。


軽装。


だが、只者ではない。


中央の男が言う。


「……あんたらが噂の連中か」


「話がある」


沈黙。


レオンは一言。


「聞くだけならな」

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