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世界に観測されていた俺たち、最強の影がその仕組みごと壊しました  作者: 慈架太子


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第26話:奪還

第26話:奪還の狼煙


森の外縁。


風が、鋭く吹いていた。


「……行くわよ」


セレスが前を見据える。


その目は、もう迷っていない。


「レオンを取り戻す」


変化


ヴァレリアが静かに言う。


「正面からは無理ね」


「王都騎士団よ?」


エルザが頷く。


「……正攻法では通らん」


ミレイユが一言。


「……なら、壊す」


沈黙。


セレスが笑う。


「いいわね、それ」


騎士団側


王都への街道。


騎士団が進む。


「……妙だな」


副官が呟く。


「何がだ?」


団長が聞く。


「抵抗がなさすぎる」


沈黙。


「……確かにな」


だが――


「問題ない」


「対象は確保済みだ」


視線が、レオンへ。


拘束されたまま。


静かに歩いている。


内部の揺れ


若い騎士が、小さく呟く。


「……本当に、こいつが危険なのか?」


別の騎士が答える。


「命令だ」


「だが……」


視線。


レオン。


落ち着いている。


恐怖も、敵意もない。


「……違う気がする」


その言葉。


小さな“亀裂”。


一方


森の中。


四人が進む。


「位置は?」


セレス。


ミレイユが目を閉じる。


「……追えてる」


「魔力の痕跡」


「間違いない」


ヴァレリアが笑う。


「逃がさないわよ」


エルザが一言。


「……接敵まであと少しだ」


覚醒


セレスが立ち止まる。


「……ねえ」


「なんだ?」


「もう遠慮しない」


沈黙。


魔力が、膨れ上がる。


「全部出す」


ヴァレリアも笑う。


「最初からそのつもり」


エルザが剣を握る。


「……全力だ」


ミレイユが静かに言う。


「……効率最大化」


四人。


完全にスイッチが入る。


接触


街道。


騎士団。


その前方に――


四人が現れる。


「……来たか」


団長が言う。


セレスが一歩前へ。


「返してもらうわよ」


沈黙。


「対象は渡せん」


「なら」


セレスが笑う。


「奪うだけ」


開戦


瞬間。


四人が消える。


「なっ――」


騎士団が反応する前に。


ドゴォンッ!!


衝撃。


前衛が吹き飛ぶ。


「速い!?」


「昨日とは違うぞ!!」


圧倒


セレスが撃つ。


ホーリーバレット。


連射。


「押し切る!!」


ヴァレリアが浄化。


防御ごと削る。


エルザが斬る。


「はああああっ!!」


剣技が“別物”。


ミレイユが補助。


「出力、最大!」


魔道炉が輝く。


騎士団の連携が崩れる。


内部崩壊


若い騎士が叫ぶ。


「……おかしい!」


「この力……!」


「本当に敵なのか!?」


沈黙。


団長が歯を食いしばる。


「……動揺するな!!」


だが。


もう遅い。


奪還


セレスが叫ぶ。


「レオン!!」


レオンが顔を上げる。


沈黙。


「……来たか」


「当たり前でしょ!!」


ヴァレリアが拘束を破壊。


「返してもらうわ」


ミレイユが魔力を流す。


「解除」


拘束、崩壊。


エルザが前に立つ。


「……ここからは我々だ」


レオンが一言。


「……いいな」


再集結


五人が並ぶ。


沈黙。


空気が変わる。


騎士団が、息を呑む。


「……これが……」


「本当の戦力か……」


そして


セレスが言う。


「……帰るわよ」


沈黙。


レオンは少しだけ笑う。


「……ああ」

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