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世界に観測されていた俺たち、最強の影がその仕組みごと壊しました  作者: 慈架太子


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第25話:完全孤立

第25話:一人に戻る


光が、弾けた。


衝撃。


視界が白く染まる。


そして――


静寂。


崩壊の後


「……レオン……?」


かすれた声。


セレス。


ゆっくりと起き上がる。


「……みんな……?」


周囲を見る。


ヴァレリア。


エルザ。


ミレイユ。


全員、倒れている。


「……っ」


そして。


前を見る。


そこに――


レオンはいなかった。


沈黙。


「……え?」


連行


少し離れた場所。


レオンは立っていた。


騎士団に囲まれて。


「……抵抗はしないな」


団長が言う。


レオンは一言。


「しない」


沈黙。


「……賢明だ」


拘束。


魔力封印。


だが――


レオンは動かない。


「……それでいい」


ヒロイン側


「待って!!」


セレスが叫ぶ。


立ち上がる。


走る。


だが――


「来るな」


レオンの声。


止まる。


「……なんで……」


震える。


「なんでそんなこと言うのよ……」


レオンは振り向かない。


「これで終わる」


沈黙。


「お前らは関係ない」


その言葉。


「……違う」


セレスの声。


「違うのよ……」


ヴァレリアも叫ぶ。


「関係あるに決まってるでしょ!!」


エルザが前に出る。


「……撤回しろ」


ミレイユが震える声で言う。


「……それ、効率悪い」


沈黙。


断絶


レオンは一言。


「……もういい」


その瞬間。


空気が切れる。


「……は?」


セレスが固まる。


「……俺がいなくてもやれるだろ」


沈黙。


「今までやってきた」


「強くなった」


「もう問題ない」


その言葉。


完全に。


壊れた。


「……ふざけないで」


セレスの声が震える。


「全部……あんたのせいで強くなったのに……」


ヴァレリアが言う。


「ここまで来たの、誰のおかげよ……」


エルザが低く言う。


「……責任を取れ」


ミレイユが小さく言う。


「……逃げないで」


沈黙。


決別


レオンは、振り向かない。


「……行け」


騎士団が動く。


連れていく。


距離が離れる。


「レオン!!」


叫び。


届かない。


残された側


静寂。


セレスが膝をつく。


「……何よそれ……」


ヴァレリアが顔を覆う。


「最悪……」


エルザが拳を握る。


「……許さん」


ミレイユが呟く。


「……取り戻す」


一人


レオン。


連行されながら。


空を見上げる。


「……これでいい」


だが。


心の奥で。


何かが、軋む。


(……これで……)


(守れる)


だが――


(……違う)


一瞬。


迷い。


だが。


消す。


「……これでいい」


繰り返す。


そして


森に残された四人。


沈黙。


そして――


セレスが立ち上がる。


「……行くわよ」


「取り戻す」


ヴァレリアが頷く。


「当然ね」


エルザが剣を握る。


「……奪還する」


ミレイユが一言。


「……効率的に潰す」


逆転の始まり


四人の目が変わる。


怒り。


決意。


執着。


「……待ってなさいよ」

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