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世界に観測されていた俺たち、最強の影がその仕組みごと壊しました  作者: 慈架太子


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第20話:初の衝突

第20話:崩れる連携、繋ぎ直す絆


森の空気が、張り詰める。


対峙。


レオンたち五人。


そして――


騎士団五人。


中央の男が口を開く。


「我々は王都直属騎士団」


「異常魔力の調査任務だ」


視線が、レオンへ突き刺さる。


「貴様……何者だ」


レオンは一言。


「ただの冒険者だ」


沈黙。


「……ふざけるな」


男の剣が抜かれる。


「構えろ」


開戦


一瞬で距離が詰まる。


速い。


「……っ!」


エルザが受ける。


ガキィンッ!!


重い。


「……強い!」


セレスが後衛に回る。


「援護する!」


ヴァレリアも展開。


ミレイユが分析。


「連携、かなり完成度高い!」


だが――


レオンは前へ。


「俺がやる」


ずれ


その瞬間。


セレスが動く。


「待って、私が――」


ヴァレリアも。


「いや、私が――」


エルザが前に出る。


「下がれ、前は私だ」


ミレイユが割り込む。


「効率的に――」


一瞬。


“迷い”。


その隙。


「遅い」


騎士団の一撃。


ドゴォンッ!!


セレスが吹き飛ぶ。


「きゃあっ!」


「セレス!!」


ヒールが遅れる。


ヴァレリアも押される。


エルザが分断される。


ミレイユが後手に回る。


レオンが眉をひそめる。


「……バラバラだな」


崩壊


騎士団の連携は完璧。


前衛、後衛、支援。


役割が明確。


対して――


レオンたちは。


「私がやる!」


「私がやるってば!」


「下がれ!」


「違う!」


“競合”。


連携が噛み合わない。


「……そこだ」


騎士団長の一撃。


エルザが弾かれる。


「……くっ!」


セレスが叫ぶ。


「なんで……!」


ヴァレリアが歯を食いしばる。


「こんな……!」


一喝


その瞬間。


レオンが踏み込む。


ドゴォンッ!!


騎士団を一度弾く。


距離が空く。


「……落ち着け」


静かな声。


だが、全員が止まる。


「何やってる」


沈黙。


「戦いだぞ」


視線が、全員に向く。


「勝ちたいのか」


「……当たり前でしょ」


セレス。


「当然よ」


ヴァレリア。


「愚問だ」


エルザ。


「効率的に勝つ」


ミレイユ。


レオンは頷く。


「なら」


一言。


「合わせろ」


沈黙。


「競うな」


「支えろ」


「一人で勝つな」


「全員で勝て」


空気が変わる。


再結束


セレスが頷く。


「……わかった」


ヴァレリアも。


「……やり直しね」


エルザが剣を構える。


「……指揮を取れ」


ミレイユが即座に言う。


「レオン中心で再構築」


レオンは一言。


「行くぞ」


完全連携


騎士団が再び来る。


だが――


今度は違う。


「前は任せろ!」


レオン。


「援護する!」


セレス。


「回復任せて!」


ヴァレリア。


「斬る!」


エルザ。


「補助回す!」


ミレイユ。


全てが噛み合う。


騎士団の一撃。


マジックアーマーで受ける。


ヒールで即回復。


カウンター。


バレット。


斬撃。


「……なに!?」


騎士団が崩れる。


一気に押す。


「終わりだ」


レオンが踏み込む。


剣を止める。


騎士団長の首元。


「……参った」


静かに言う。


決着


沈黙。


剣が収まる。


「……まさかここまでとはな」


騎士団長がレオンを見る。


「貴様……危険すぎる」


レオンは一言。


「そうか?」


「そうだ」


だが。


騎士団長は笑う。


「だが――」


「敵ではないな」


そして


セレスがレオンを見る。


「……さっきの」


「なんだ?」


「ありがとう」


ヴァレリアも笑う。


「助かったわ」


エルザが一言。


「……認める」


ミレイユが小さく言う。


「……中心は、あなただけね」


レオンは一言。


「最初からだろ」


全員。


「「「「言い方!!」」」」


変化


だが。


空気は変わっていた。


競争から――


“信頼”へ。

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