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世界に観測されていた俺たち、最強の影がその仕組みごと壊しました  作者: 慈架太子


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第15話:確かな手応え

第15話:核を砕く者


廃都最奥。


圧倒的な存在――リッチ。


その攻撃を受けながら。


レオンは、理解した。


「……核、か」


背後では、女性がかすれた声で続ける。


「……本体は……別……」


「このままじゃ……削りきれない……」


レオンは頷く。


「なら」


視線が変わる。


「壊せばいい」


攻略開始


「三人とも」


セレス、ヴァレリア、エルザが見る。


「時間をくれ」


「え?」


「本体、見つける」


沈黙。


だが――


「任せて」


セレスが笑う。


「援護は任せなさい」


ヴァレリアも頷く。


エルザが剣を構える。


「……前は任せろ」


レオンは一言。


「頼む」


分断


リッチが動く。


魔法展開。


だが――


「させない!!」


セレスのホーリーバレット。


妨害。


ヴァレリアの浄化。


魔力の流れを乱す。


エルザが突っ込む。


「こっちだ!!」


剣撃。


引きつける。


リッチの注意が、逸れる。


探索


レオンは目を閉じる。


感じる。


魔力の流れ。


濃度。


歪み。


(……ここじゃない)


リッチ本体。


外側の器。


中に、ある。


「……見つけた」


目を開く。


リッチの胸。


そこに――


微かな“違和感”。


「そこか」


突破


レオンが動く。


アクセル。


消える。


だが――


「遅い」


リッチが反応。


魔法障壁。


「……っ」


弾かれる。


「……硬いな」


だが――


笑う。


「なら」


魔力吸収。


最大。


障壁の魔力を――奪う。


「なに……?」


初めて、リッチが動揺する。


「もらう」


障壁が薄れる。


「今だ!!」


三人が動く。


セレス――撃つ。


ヴァレリア――浄化。


エルザ――斬る。


連携。


障壁が、崩れる。



見えた。


黒い結晶。


脈打つ。


「それだ!!」


女性が叫ぶ。


レオンが拳を握る。


「終わりだ」


魔力、最大。


吸収した全てを込める。


「――」


振り抜く。


ズドォンッ!!


核に、直撃。


ヒビが入る。


「……まだか」


さらに込める。


「壊れろ」


ドゴォォンッ!!


砕けた。


崩壊


リッチが、止まる。


「……馬鹿な……」


身体が崩れる。


魔力が散る。


「……ありえない……」


そして――


消滅。


静寂。


勝利


「……終わった……」


セレスが呟く。


「……やったわね」


ヴァレリアが笑う。


エルザが剣を下ろす。


「……見事だ」


レオンは一言。


「核があれば楽だな」


三人同時。


「「「楽じゃない!!」」」


新たな仲間


レオンは女性のもとへ。


「大丈夫か」


女性はゆっくりと起き上がる。


「……助かった……」


その目は、まっすぐレオンを見る。


「……信じられない……」


「何がだ?」


「その力……」


一呼吸。


「私はミレイユ」


「道具技師よ」


そして――


レオンの手を握る。


「お願い」


真剣な目。


「あなたと一緒に行かせて」


セレスが横で小さく呟く。


「……また増えた」


ヴァレリアが笑う。


「いいじゃない」


エルザが一言。


「戦力になる」


レオンは答える。


「いいぞ」


その一言で。


ミレイユの顔が、わずかに緩んだ。


「……よろしく」


こうして――


五人目の仲間が加わった。

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