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世界に観測されていた俺たち、最強の影がその仕組みごと壊しました  作者: 慈架太子


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第11話:ズレた価値観

第11話:覚醒――限界突破のその先へ


闇。


音が消える。


感覚が、途切れる。


(……負けるのか?)


一瞬だけ、よぎる。


だが――


「……ふざけんな」


意識が、戻る。


ドクンッ!!


心臓が鳴る。


ドクンッ!!


もう一度。


その度に――


何かが、変わる。


(足りないなら)


(足せばいい)


(限界なら)


(超えればいい)


その瞬間。


“全て”が繋がる。


魔力。


身体。


感覚。


思考。


「……見える」


世界が、遅くなる。


デスナイトの剣。


デュラハンの軌道。


リッチの魔法陣。


全部。


「全部、遅い」


レオンは立っていた。


無傷。


光が、溢れている。


「……え?」


セレスの声が震える。


「レオン……?」


エルザも、目を見開く。


「……何が起きた……」


レオンは、一歩踏み出す。


“消える”。


デスナイト


気づいた時には――


目の前にいた。


「終わりだ」


拳。


ズドンッ!!


鎧ごと、粉砕。


そのまま――


光に包まれ、消滅。


デュラハン


振り向く。


すでに背後。


「遅い」


剣。


一閃。


首ごと、断つ。


そのまま浄化。


リッチ


最後。


魔法を撃とうとする。


だが――


「撃たせない」


指を向ける。


「ホーリーバレット」


圧縮。


極限。


ドォンッ!!


直撃。


魔法ごと、消し飛ぶ。


沈黙。


三体。


全滅。


数秒。


静寂。


「……終わった……?」


セレスが呟く。


「……ああ」


レオンが答える。


何事もなかったかのように。


だが――


「何よ今の!!」


セレスが叫ぶ。


「さっきまで押されてたじゃない!!」


ヴァレリアも詰め寄る。


「急に別人なんだけど!?」


エルザだけが静かに言う。


「……違う」


三人が見る。


「元からだ」


レオンを見る。


「“抑えていたものが出ただけ”だ」


沈黙。


レオンは少しだけ考えて――


「……そんな感じだな」


軽い。


だが、その言葉が真実だと全員が理解していた。


その後


三人が近づく。


「……無事?」


セレスが聞く。


「ああ」


「怪我は?」


ヴァレリア。


「ない」


エルザが一言。


「……強すぎる」


レオンは首をかしげる。


「そうか?」


三人同時。


「「「そうよ!!!」」」


その瞬間。


空気が、少しだけ緩む。


だが。


セレスが、小さく呟く。


「……ねえ」


「なんだ?」


「どこまで行くの?」


レオンは一瞬も迷わず答える。


「上だな」


「どこまで?」


「行けるところまで」


沈黙。


そして――


「……いいわね、それ」


「付き合うわ」


「当然だ」


三人の答えは、同じだった。


廃都の外


依頼完了。


だが――


レオンは、立ち止まる。


「……まだいるな」


三人が振り向く。


「え?」


レオンの視線は、さらに奥。


廃都のさらに奥。


「……もっと強いのが」


沈黙。


そして――


セレスが笑う。


「行くのよね?」


レオンも笑う。


「当たり前だろ」


四人は、再び歩き出す。


その先にあるのは――


まだ見ぬ“強敵”。


そして――


さらなる“進化”。

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