冷たい雨
何というのではなくて
けれど、ただただやけに苦い不安と
これがずっと続くのかっていう怖さと
それでもおなかは空いちゃう不思議
無理に人とたたかう必要はないけれど
自分とはたたかわないとならなくて
手強いなあ自分って
弱っちいくせにさ
寒いから心細いのかもしれない
心細いから寒いんじゃない
夏だって、とり残されたりはするんだから
クリスマスも、大晦日も、お正月も
ただの一日にすぎないのに
やけにその日のことは待ち遠しかった
その日は冷たい雨だった
雨が雪にかわったら
あなたに会いに行こうと思っていたのに
なかなか雪にならなくて
だから、わたしは、ほとんどあきらめていた
この雨が雪にならず雨のままでいてくれたら
あの子に会いに行こう
そうあなたが思っていてくれたらと
寒く暗い夜空を見上げると
輝く雪が落ちてきた




