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登場人物リスト

新キャラ登場次第、随時更新していきます。


【主人公】

◆永田タカシ(ながた・たかし)

初登場:第1課

異世界転移者・ニホンゴ教師(36歳)。

元・都内の語学教材出版社で働くサラリーマン。ある日突然異世界に召喚され、《ニホンゴ特別教室》の講師に。手元に残された『ミンナノニホンゴ』を頼りに、言葉も文化も違う異世界の生徒たちと向き合っていく。生徒と共に笑い、悩み、傷つきながらも、少しずつ「教師」としての魅力に気づき、才能を開花し始める。


◆天羽ユメ(あまは・ゆめ)

年齢:17歳(高校2年生)

東京郊外の女子高に通う「地元密着型ギャル」。偏差値はそれなりだが、SNSと人間観察能力は高い。昼休みは教室の隅でメイク直しとTikTok撮影、放課後はカラオケとプリクラが日課。授業にはあまり真面目ではないが、人間関係の空気を読むのが得意で、いわゆる「陽キャグループの中心」にいる。オタクにも優しいタイプの“ギャルの中の女神”。


【生徒たち】

◆リリィ=フロリーナ(Lily Florlina)

初登場:第1課竜人族の少女。まだ10代前半で、紫色の髪に小さなツノ、綺麗な紫の瞳。皆めは幼いが、語学センスが高く、勤勉で笑顔が絶えない。語学のセンスはあるが、助詞と発音がちょっと苦手。いつも大事に抱えているノートには授業でメモした例文がびっしりと書かれている。竜神族の家族が授業参観に現れ、「言葉の限界」と向き合う衝撃展開になり、一度は連れ帰られることもあったが、タカシやクラスメートの説得などもあり「言葉は心を変えられる」と信じて再び教室に戻ってくる。

本業/生活:近隣の魔法植物園で働いている見習い園芸師。

背景:植物の世話や薬草の知識に詳しく、毎朝は植物の霊水を与えるのが日課。そのあと学園に通っている。

ニホンゴを学ぶ理由:かつてニホンゴで書かれた「古代薬草目録」の断片が園内にあり、内容を読めるようになりたいから。


◆ヴァイス=アルセリナ(Vice Arselina)

初登場:第1課長寿エルフ族。見た目は16~17歳くらいのクール系美少女。金髪のウェーブに深い青のマント、貴族出身らしく言葉遣いも態度もいちいち尊大だが、授業は人一倍楽しんでる。口調は高圧的だが、実は一番ノリノリで発音練習している。助数詞の授業を通じて、母の後ろ盾に甘える自分の弱さを自覚し、仲間たちとの関係から“ヒトリではない”と気づき、一歩を踏み出す決意を固めた。最近はツンデレ気味な言動も見られることもあるが、周りに幼さが残るクラスメートが多い中、クラスのリーダー的存在になりつつある。

本業/生活:貴族評議会の若手書記官見習いだったが、母親の推薦を受け、現在は正式な補佐書記官に。

背景:母が外交関係に従事しており、ヴァイス自身も古代語ニホンゴを使う場面が増えてきた。日中は評議会の書庫で文書整理などをしている。

ニホンゴを学ぶ理由:公式文書に未解読のニホンゴ資料が混在しており、読みこなせる力を求められている。


◆ユウト=カンジ(Yuto Kanji)

初登場:第1課人間族の魔導士候補生。眼鏡、マント、分厚いノート。まさに“言語オタク”。特に「カンジ」に異様なこだわりを持ち、分析癖が強いオタク系男子。

中間テスト後、「会話中心の授業に意味はあるのか」と悩むが、独自に編み出した「テケイ変化規則」により他の生徒を驚かせ、自信を取り戻す。在籍を続けることを自ら選び、少しずつクラスに馴染んでいく。

本業/生活:地方魔術学院の夜間修士課程に在籍。日中は文献整理アルバイトもしている。

背景:魔術式の中にニホンゴらしき「音霊文字」が見られることから興味を持つ。文法分析を得意とし、自主研究の一環として通学中。

ニホンゴを学ぶ理由:「古代言語と呪式構文の交差」について卒業論文を書いている(予定)。


◆クーニャ=ベルン(Cunya Bern)

初登場:第5課ふわふわした猫耳が特徴の獣人族の快活少女。性格はズボラでいつもヨレヨレの制服を着ている。言葉よりノリと勢いで覚えるタイプで、間違いも多いがたまに芯をついたいい質問もする。居眠りとドーナツが大好き。「フツウ形」の授業を通して、「もっと普通に話せないの?」と言われた過去のトラウマが呼び起こされ塞ぎ込むが、クラスメートやタカシの温かい「言葉」によって再び自分を「信じる」ことができるようになった。

本業/生活:昼は宿屋「ねこやなぎ亭」で看板娘兼掃除担当。たまに居眠りも担当。

背景:旅人との接客を通じて「ニホンゴであいさつされることが増えた」ことがきっかけ。

ニホンゴを学ぶ理由:なんか語感がかわいいから。あと、「よろしく」が気に入っている。


◆グンゾ=アイアンベルク(Gunzoh Ironberg)

初登場:第9課ドワーフ族(鍛冶の民)無骨で豪快、言葉より行動タイプ。ニホンゴではない共通語も若干カタコトで怪しい。赤茶の髭、筋骨隆々、鋼の前掛けと大槌を背負って登場。大家族が自慢で、タカシも何度か家に招待され、謎の “鉄肉祭り”を開催している。言葉自体は苦手で成績もあまり良くないが、常に仲間を守ろうとする“優しさ”から、クラスでは兄貴分として慕われている。

本業/生活:王都武具工房《雷鉄炉ライテツロ》の一級職人(古代ニホン技術の金属文書の修復を担当)

背景:古代鍛造文書の解析任務で辺境の“廃鉱山遺構”に派遣されていたが、現地で《ニホン製魔導炉》の部品に触れ復学を決意。

ニホンゴを学ぶ理由:ニホン語で書かれた設計書や加工法の文献を読む必要に迫られたためだったが、授業を通じて言葉の学習自体にも魅力を感じ始めている。


◆セイア=ミレシェル(Seia Mireshell)

初登場:第9課水霊族(半精霊系)の女性。見た目は20代後半だが、実年齢は100歳を超える(種族的にはまだ若年)。青銀の長髪に水色の衣装、常に濡れているような指先と透明感のある瞳を持つ。詩的な感性を持ち、「響き」や「順序」から日本語をとらえる。松尾芭蕉の俳句をきっかけに「音と意味の融合」に関心を深め、特に“声”の記憶を辿ることで、タカシの存在が一族の記憶と交差する可能性を示唆。彼女の言葉には、タカシの異世界転移の謎に関わる鍵が隠されているかもしれない。

本業/生活:王立アーカイブ図書塔《深層文庫》の書架守。

背景:古代文献の保存と魔法的修復を担う専門職で、“湿度と魔力のバランス”を扱う能力に長ける。

ニホンゴを学ぶ理由:ニホンゴで書かれた水魔術式文書の研究のため。特に詩文にある“響き”や“順序”に敏感。


【教員陣】

◆ドラン=ザ=スケイル(Dran the Scale)

初登場:第4課リザードマン/元武術指南役。鋼鉄のような筋肉と鱗に覆われた身体。口調は厳しいが、真面目で根は優しい熱血漢。現在は“文献読み取り”専門としてニホンゴの断片知識を研究している。初めは会話中心のタカシのゆる〜い教え方に疑問を抱きつつも、日々の生徒たちの成長を通じて、今はタカシを一人の教師として認めている。


◆ミネル=シェリア(Minel Shelia)

初登場:第4課妖精族/女性教師。妖艶な雰囲気の“お姉さん先生”として学校内でも人気がある。胸元の開いた服と軽やかなスカートがトレードマーク。専門は古文の詩の韻律解析で、詩的な言葉の言い回しに強い。職員室では常にタカシを優しくフォローし、初めはなれなかった異世界での生活面でもサポートを続けた面倒見の良さもある。


【その他】

◆ナビィ・ゲータ(Navi Getha)

初登場:25課(1課に登場していたが名前が明かられたのは25課)聖霊族の少女。金髪で、巫女服を着ている。特殊な予知能力「夢見」によって、“コトバノ賢者”の来訪を予言し、現れたタカシを《ニホンゴ教室》へ導いた存在。

「ニホンゴを教え、多くの者に継承できたら“門”が再び開かれる」という言葉を残し、タカシはそれが“元の世界に帰る鍵”と信じているが、真相は不明。


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