第26話 天才剣術家に相対するは白緑の死神
リブート前から思っていたけど強すぎるなぁって思っていたキャラをさらに強くしました。
6月上旬の東京の街中 PM8:54
1人の女が治安維持のために街を歩く、無所属の孤高のヴィジランテである。大大大のメテオブレイカーのファンであるがBBには所属せずに治安の悪い場所を1人歩いて回るのが日課だ。
「......ここ最近、白緑の死神が現れてからミーティアンの犯罪は激減。良い事だが奴に見つかったターゲットは生きて帰れないと言う............はぁ......あのお方を避け殺戮を繰り返すのは卑劣極まりない......にしても今日は雨季にしては暑い上に、生意気にも湿度は雨季通りで気持ち悪いな。......コンビニに寄るとしよう」
コンビニの方に行き白い乳酸菌飲料とソーダ味のアイスを買い、店の前で食べる。
「貴音さんの容姿が女性になってから直ぐに企業とコラボして出来た、この青色の体に悪そうなアイス......何度食べても美味しいな。ソーダ味に濃厚と言う表現を使うなんて変な感じだがピッタリだ」
貴音はなんでも味が濃いのが好きな人間な為にこうなった。そうしてアイスを食べ終え飲み物を飲んでいる最中に空に気配を感じた女は見上げた。そこには暗い空にポツンと異質な白緑色の光物体。
「やはり甘いのは美味い......ん?............ッ!??アレは白緑の死神かっ!!みんな逃げろっ!!噂の死神が来たぞッ!!」
急いで周りにいる人間に言うと一部のバカは呑気に動画を撮り始めた。
「馬鹿者!アレが何かわかっていないのかっ!」
バカの腕を掴み怒る千劔破。
「うるせぇなぁ......俺はアーキアンだから関係ねぇん......」
そう文句を垂れる途中にその男の方に向けてレーザーを放つ死神。だがその刹那に男は少し離れた場所に尻餅をついており、貫かれたのは少し離れた所にあったはずの看板だった。
「このマヌケッ!私は弁償しないぞっ!お前が詫び入れて来いっ............。そしていい加減に早く降りて来い死神人形、ミーティアンの私が目当てか?それとも別の人に反応したのか......」
そう言いながら何も無い空間から太刀を引き出して抜刀する。女は力を使い無理矢理に死神を下に降ろすと同時に上から原付が落ちて来て爆発する。
「名を名乗れ、我が名は久遠千劔破!......答えぬのか、人では無くただの傀儡か?何が目的だ」
そう問うが返事もなく手を刃物の形にして切り掛かる死神に千劔破は軽く遇らう。
「くっ馬鹿力め、これが答えか?だが力では無く技が最も重要なのよ」
一瞬でいなして本体を斬りつけようとするも不意打ちの胸からのエネルギー弾を身体で避けながら背面の状態で追い討ちの刃を防ぎ弾き返す千劔破。その弾き返された刃が横の店の壁を掠めると溜めていたであろうエネルギーが爆発し木っ端微塵になる。
「っ!?......一撃でも喰らえば身体強化の無い私は死ぬ。だから皆直ぐにこいつに殺されてしまうのかっ」
そう言いながら距離を取ると相手はまた手を形状変化エネルギー波を両手から放ち周辺や千劔破諸共吹き飛ばそうとするが、自前の反射神経で反応。もう一つの太刀を異空間から出してクロスさせて防ぐ。
「ぐわあぁあ!!私は宮本武蔵や海賊漫画のマリモみたいに器用じゃ無いんだよォッ!!」
一刀流の流派を創設した千劔破にとって二刀流は不得手であるが、並みの二刀流の剣術家よりは全然強いので文句を言いつつ耐え切るのであった。
「おらっ!鬼狩りみたいに刀投げてやるわっ!」
余った方を死神に投げるも空からの謎のビームにより地に撃ち落とされ咄嗟に空を見た。
「何っ......な、何よ......こんなのどう防げば......」
空には銀色の球体が大量に浮遊しており、そこから放たれたと理解した千劔破は能力を使い人気無い方向に撤退を始める、だがその最中休む事なくビームの雨に本体から実体刃のブーメランなどが飛んでくる。刀で弾きつつ走り回ると次の瞬間にビルの屋上に転移する千劔破。
「はぁ......はぁ......私の能力5kg以上の物同士の位置交換に、壊れない多様な種類の刀剣を生み出す力......今まで輩相手に刃無しの刀で無敗を誇り、己を一騎当千の剣士と思い上がっていたが............今回は厳しすぎる......隙をついて本体の死角から動いたからバレないはず............はあ......まあ、そんな上手いこと行くわけ無い......か。浮遊している玉にもカメラか何かある気はしていたよ」
目の前まで浮遊し現れた死神にそこまで驚きはせず、再度抜刀する彼女に諦めの文字は無い。そこからレーザーでは無くエネルギー弾を連射し始める玉。
「本物の刀だったらこの時点で終わっていた。だけど私の刀は心が折れない限り破損しないっ!そして彼の方と同じ正義のヴィジランテの心はこれしきで折れないッ!」
確実に相手の飛び攻撃を避け斬り伏せて近づくと隙を見て渾身の力で顔の部分を切り上げるとマスクが斜めに割れて、頭部から軽い流血をし虚な眼をした九条の顔が1/3ほど見えた瞬間に怯む。
「ッ......!?あ、貴女は九条未来さんなのか?髪と目の色が違うが貴音さんのファンだからわかる。これは間違いな......っあぶなッ!!馬鹿っ悠長に喋ってんじゃ無いよ私」
不意打ちに空飛ぶ玉が刃状になり降り注ぐも打ち払う千劔破。そして本体も斬りかかろうとしたが、何故か突然に逃げる様に死神は距離を取ると機械音声が発せられる。
「警告 E-4の戦闘データ不足、本体損傷4% このままでは危険と判断し戦線離脱」
そう音声が流れる最中にマスクは再生していく。千劔破はとてつもない速度で逃げる死神を位置交換能力を使い、無理矢理目前に移動させると大太刀に持ち替えた。
「止めねばならないッ!!今ッ!ここでッ!」
「奥義!零れ桜ッ」
そう言うと斜め上から下に連続で大太刀で斬りつける。不意打ちを喰らった死神は連撃を喰らい地に伏せられてアーマーが削げていくが、玉の妨害を喰らってしまい後ろに少し吹っ飛んでしまうも、何故か玉は頭を吹き飛ばさずに中途半端な攻撃に止めた。
「ぎゃああっ......眼が......い、痛い............だが止まらぬッ!!私の敬愛する方はこれしきでは止まらないっ。だから九条未来さんは止めるッ!!」
目に縦に切り傷が出来てしまうも、軽傷だと判断し片目を瞑りつつも喰らいつく。大太刀から矛に持ち替え突く様に斬りつけ防御を崩そうとするが、死神はこちらを向き手で矛を掴み千劔破を引き寄せてしまう。
「しっしまっ」
焦る千劔破の腹に手刀で貫こうとした死神。だが間一髪で短刀に持ち替え受け止めていた千劔破は位置交換で距離を取るとまた機械音声が流れる。
「警告 本体損傷55%無条件の戦線離脱を行う」
また飛び逃げるので千劔破は鷹の様に喰らいつこうとするも自身の身体の異変に気づく。
「好機っ!故にっ!行かせぬッ!!かくなる上は使いたくないがあの妖刀を......ぐあっ!......あ?え?あ......ははっ。私とした事が......受け止めた時の短刀が疲労で傾いて己の腹を裂いてしまったとは............不覚。抜かったか............下に......下に降りなければ......ここで意識を無くしたらこの身朽ちるまで見つからない............この事を貴音さんに伝え......なくては............」
そうして跪き倒れビルの屋上を這いずり淵まで来ると下にあるゴミ箱と位置を変え難を逃れたのであった。この件により千劔破は片目に傷跡が出来てしまい、腹部の傷で少しの間入院する事になってしまった上に右目を失明してしまう。この入院の為に貴音に白緑の死神の正体を伝える事は出来ない事になってしまい最悪な事態に進んでいく。
もう少しタフだったら確実に勝てていました。
この時点のE-4はまだ学習データや機能拡張が未熟で、もし戦う準備が万全の千劔破ならばここでE-4を倒せます。




