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第21話 創造のブロック

ブロック野郎と貴音の戦いです、ちなみに猫と烏の戦いは描写しません。

 貴音はブロック兵器による一斉射撃に斬撃、打撃と更に爆撃も受けて本体に攻撃をする暇が殆ど無い状態が20分程続く。


「ああああああ!!!!つまらないゲームの難易度の上げ方したボスみたいな強さしてんじゃねぇよ!漫画みたいに段階踏めよ!最初から本気とかいつもそうなのかよ!??」


「んな訳ねぇだろ!これは誰にも見せていない本気だ......だから、とてつもなく疲れているっ!三木(みき)を守りながら巨人と兵器を生成............はぁはぁ......」


 三木と言う名の女を守る動くタワーと兵士に、巨大人形と兵器を作るので手一杯な顎の男は人形の中で疲れ果てている様だ。


「ならもうこんな事はやめろっ!何故、こんなに子供を喜ばせる様な力で人を殺めるんだッ!」


「俺はッ!俺は......何も選べる立場にいなかった、ただそれだけだ。生き延びる為に人を殺す、お前を殺して......これからも」


 そう言うと巨人のパンチの連続攻撃を繰り出す。その間も兵士や兵器は猛威を振るう。


「ぐぅううう!!弾丸で全身が痛いが本体はすっとろいナァ!!オラァ!!」


 パンチに向け拳を合わせた、その瞬間に巨人の拳は粉砕され手首だけになる。


「力が強過ぎんだろ、クソ女ッ!だが無駄よッ!!」


 拳は再度形成されていく、完全に直るまで10秒もいらない。それを見て貴音は絶句する。


「そりゃあブロックだもんな............ん?」


(あら?砕いたブロックは地面に落ちたままか?............足の色が変わっている?)


 貴音は砕いたブロックはそのブロック同士で再生していたのが無くなり、巨人の全身のぐちゃぐちゃとした色、それは素材の違いで色が違う事は気がついていた。何も触れていない足がコンクリートと同じ色に変わっている事に疑問を抱き、ある事を思いつき試す。


「どけっブロック兵!ウラァ!......ぐおおおおおりゃああああああ!!!!!!!!」


 邪魔するモノ全てを破壊してビル並みの巨人をまさかの持ち上げ上空に飛ぶ。


「な、なんだァ!!!?嘘だ、嘘だろ?この巨人は何トンあると思ってんだ!!動け巨人!蚊みたいに小さいメテオブレイカーを振り解けぇえ!!!」


「知ってるか?ヒーローモノで敵の巨大化は負けフラグなんだぜ?......すぅ、ハァッ!!!......まずは弾丸発射ッ!!そして星屑となれ!うりゃうりゃうりゃうりゃうりゃぁっ!!!!!!!」


 足を持ち上げぐるぐる回り投げ飛ばした所に残弾4発を手足の根本に発射。高速飛行で追いつき巨人の関節という関節を砕きちり完全粉砕してみせた。男は破壊される寸前に崩れゆく巨人の影に隠れてドローンを掴み逃げ延びた。


「な、なんて化け物だ......俺の疲労でブロック操作が上手くいかない事を理解して、巨人が触れているところから素材を吸いブロックを作り吸収して修復している事を気がつくとは............アメリカの最強ヒーローのジャスティスアメリカとメテオブレイカーどちらが世界最強のヒーローかとその2人だけに限定された議論ばかりされるだけはある............はっ!三木のタワーも壊されてしまっただろうな......はぁ、いつも上のモンに目をつけられない様に馬鹿みたいに振る舞っているから、本当に馬鹿になりそうだが真剣に考えないと負けてしまう......てか、そもそも超身体強化系能力者のメテオブレイカー以外の3人になら圧勝できたのによぉ......」


 そう言いながらバラバラに落ちてきたブロックの上に降り立つ男。貴音も目の前に降りてくる。


「はぁぁ......まだやるかい?」


 貴音もかなり疲れているがやる気は絶えない。


「こんな時も漫画のセリフ、戦う時の最初は好きな特撮ヒーローの主題歌の一部を言う。俺も舐められたモノよ、それともただのオタクなのか?」


 そう言いながら男は全身にブロックをくっつけていく。自身の防御に集中する為に女につけた防御用の生成物以外は無くした。貴音との完全なタイマンになる。


「わかるお前も中々じゃないか?出逢えが違えば......いや、今からでも遅く無い友人になろう。罪を償うのは前提だがな、なんだかお前は訳ありの様だからな。罪は消えないが功績も消えない、懺悔し謝罪をしながらやり直せ」


 構える貴音は笑い言う。


「あの2人も訳ありだよ、俺は馬鹿だからあんまりわからねぇけどな。それに死体の上に達生きる、死体を積み上げて天に上がり保身ばかり考える俺は............憧れていた特撮ヒーローとは程遠いッ!だがこの穢れた命でも惜しい、彼女(三木)の為にも死にたく無い。俺を止めてk............見せろっメテオブレイカァァ!!!」


 悲しげな顔をしたと思うと拳をブロックで武装して殴りかかる。


「ああ......打ち砕いてあげるよ。お前を縛る悪も打ち砕いてやるっ!そんな縛る奴らのために!お前らの様な奴らが汚れ仕事をするのは見たくないっ!お前の能力で子供を笑顔にしてあげてくれ、だから今は戦おう。俺との戦いっ!!」


 拳骨勝負とばかりに相手の巨大ブロック拳に合わせた。完全に当たるはずの軌道は足元のブロック製突起に躓きよろけてしまい半壊止まりになり、貴音は顔面に凹凸の激しい半壊パンチを喰らった。


「がぶっ......まあ、身体強化が無いのが救いかな」


 そう余裕ぶるが鼻血を出していたり疲労的にかなり余裕がない。


「フィジカルで不利なのはわかる、だから......死の棺(サンドウィッチ)!」


 そう言うと貴音の横にブロックの壁が瞬時に出来ると挟まれてしまう貴音。いつもの様に手を伸ばして破壊しようとするが力が足りない。


「うぐぐっ......ご丁寧に天井と背面にも板作りやがって棺桶かよ、これ」


「ご名答、そして棺桶は最後どうすると思う?」


「仏教系なら大抵火葬、キリスト系は大抵土葬、イスラム系は............」


「クイズをしてる訳じゃねえんだよ!!!埋まれっ!」


「お前!宗派はキリス......」


 絶体絶命なのに馬鹿な事を言いながら埋まってしまった貴音。


「いくらアオガミの化け物、メテオブレイカー、隕石砕きなどと異名がつくヒーローでも窒息は辛かろう!............本当に終わっちまったのか?なぁ?......ハゲは何しているんだろうな」


 虚しい顔をして地面を見つめた後にハゲを探しに歩き出した男。だが貴音は油断したフリであった、地面内を怪力で掘り地面からの振動で男の位置を特定すると一気に飛び出した。


「ッッ!!!」


「終わりだッ!!!」


 そう言うと至近距離で非殺傷技の衝撃波を喰らわせ男はフラつき倒れそうになるがブロックで壁を作りもたれかかる。


「あ、ああ......つえぇ............羨ましい......」


「お前の力もかなり強い部類だ、スタミナをつけろ」


「だが、これで負けを認める訳にはダメなんだ俺だけの命ではないっ」


 男は貴音に手を向けると長袖の袖口からブロックを高速で射出し、貴音の心臓部分に当たりめり込む。


「ぐぼぇっ!......もう............もうケリはつい............」


(前に自殺しようとした時に飲み込んだ弾丸が全部口にまで戻ってきた......)


 最後の最後に貴音は倒れる寸前に口から弾丸を射出した、威力は人を殺す事は出来ず精々骨折させれる程度。


「う゛......おい何だよ、その変な攻撃............スタミナかぁ、確かにあったらな......」


 男は倒れる寸前に簡易的な椅子を作り倒れる様に座った。貴音は仰向けで息を荒くして寝そべっていると敵も味方も全員揃う。


「三木、ハゲ............すまねぇ、負けた。このまま続けたら殺されるだけだった、メテオブレイカーに慈悲をかけられた」


「私も猫ちゃんと鳥ちゃんの慈悲が無ければ生きてないから気にしないで............」


「俺なんてステゴロでチビ女に完敗してんだ、気にすんな」


 全員負けて微妙な雰囲気の3人、その間は九条達が貴音に走り寄る。


「いやー!貴音がブロックを倒していなかったら負けていたよ!」


「シュヴァルなんて充電した爪を8本発射したから両人差し指の爪しか残ってないよ〜撫でて〜」


「かじ!やったわね!お手柄よ!......かじ?ねぇ!かじってば!!............えっ息してない......そ、そんな............嫌だ嫌だ嫌だァッ!!」


 貴音が動かない事に疑問を抱き揺さぶるも反応せず、鼻に指を当てて胸に手を置いて気づく、貴音は心肺停止している事に。九条は激しく動揺して泣き始める。敵の3人も顎の男は2人に支えながらも近づいて来る。


「ああ......恐らく俺の最後の胸に与えたダメージでなったんだ............マズい、AEDなんて無いし作れないぞ......」


「うわあああ!死なないで、死なないでよ!!私のバディ!」


「落ち着いて、シュヴァルでもわかる。人工呼吸と心臓マッサージをするべき」


「ああ、そんな。あうー......う......」


 パニックになり頭を抱えメイクが崩れる程泣いている九条。それを見て顎の男は悪あがきをせず死んでおけば良かったと後悔する。そして我慢できず、おかしくなった九条にビンタするシュヴァル。


「九条さんっ貴音の事が好きなんでしょ!いつもはかじって呼ぶ癖に本人がいない時は貴音呼び。家の表札もわざわざ一番格上の九条ではなく梶原にするし、家電出る時に嬉しそうにはい、梶原ですって言っていたよね!?猫でもわかるんだから人工呼吸をしてっ!......譲るからさ............死なせたくないんでしょッ!!!」


「ご、ごめんなさい......ありがとう、シュヴァル」


 そう言うと気道確保をして口を押し当て人工呼吸、敵3人はただ不意打ちで殺す訳でも無くただ見守る。その中でシュヴァルは爪二つを伸ばし漆黒の電気を纏わせた。


「みんな離れて、貴音は普通のAEDでは威力不足だから刺して電気を流すっ!」


 そう言うとフギンと二人掛かりで爪を出血する程度には差し込んで流す。


「甦れ、シュヴァルの大事な家族」


 貴音の身体は大きく痙攣するがまだ動かない。


「また人工呼吸して、繰り返し!」


「うん、わかったわ!............ぷは、またお願い!」


「無敵のヒーローなんでしょ?躓くには早いよ」


 再度電撃を流すと胸が上下に動いた、蘇生は成功した。敵味方関係なく喜んだ時に貴音が目を開けた、その瞬間身体に黒い電気が流れる様なエフェクトが見えた。


「............あの世の管理者とあった、おっさんが1人机に座ってなんか書類みたいなの仕分けしていたよ。まだ早過ぎるから帰れって言われたら帰って来れたみたいだ............」


 起きて早々訳の分からない事を言う貴音。


「何だそりゃあ......」


 困惑ハゲ。


「まあいいや、蘇生ありがとう。にしても全身が痛いな......。あとお前ら3人も不意打ちで殺せるチャンス何でいくらでもあったのに選ばなかったのは感謝する。もう本当にマジで人生やり直そうよ、罪は何度も言うが消えないが殺した数以上救えるはずだ」


「慈悲で見逃された命でその見逃した相手を殺す程は落ちぶれていないわぁ。ただ今回の殺害ミッションは失敗だから終わりね、私たちは」


「な、なんでだ?俺が守......」


「違うんだ、根本的に奴と計画した時点でな。詳細を話したりミッションに失敗すると死ぬ様に俺たちは改造されている............ほらな?わざわざカウントダウンか、ムカつくな。俺ら圧倒的に強い方なのに使い捨てかよ」


 30秒カウントダウンが3人の体内から聞こえる。


「そ、そんな......せめて誰が慈日会のトップか教えてくれない?」


「無理だぜ、言った瞬間ドカン。逃げた方が良いぜ、爆発だけで済むかわからないからな」


「借金で売られて風俗か殺人を選ばされて最後がこれなのね......仕方ないかぁ」


「メテオブレイカー全員を掴んで飛んで逃げろ、今のお前はさっきと違う力を感じる。電撃で強くなるなんてまさにあのヒーローだな」


「ライジングだな............何人も殺したお前らの死にも泣ける俺はお人好しと言うか馬鹿だな」


 そう言いながら仲間3人を寄せて持ち上げ始めた。


「お前ならこれわかるだろ?一つ忠告してやる。ジャブギジボセンジュグビパビゾヅベソ。あばよ、もっと早く出会えていたらな(俺もヒーローになれたかもな......)」


 カウントは13秒になり全員を持ち上げた貴音は空を浮遊。


「ガシガドグ、ババサズゴラゲサンルベンゾザサグ............」


(許さない......本國さんに連絡だ)


 涙を流しながら超高速で飛び立った。電撃により生死の境を彷徨っていた貴音は復活し更に強くなった。身体に流れた特殊な電気が貴音の身体に適応し、更なる進化を齎し体内にエネルギー炉の様なものが生まれた。これにより無尽蔵の体力を得た。


「三木、(ゆたか)先輩ごめん。やっぱり憧れが勝っちゃった。ヒーローになりたかったよ、だからヒーローに負けちゃった。元々子供を喜ばせたいって気持ちも強かったし、そのくせ人殺しに罪悪感がないとかイキってさ」


「気にしないで、満足だったわ。来世は同い年の幼馴染とかだと良いわね」


「はっ!俺たちぁ地獄行きだぜ、まあお前らとなら良いかな。それにメテオブレイカーによればあの世はあるみたいだからな、ありがとうよお前ら......」


 そうして3人は大爆発し現場は更に崩壊、そこにやっと警察が駆けつけた。


「怪獣でも歩いていたのか?なんだこれは......徒歩だな......」


「そうで......ごほっ......うっへっ!......そうですね......んぐっ......おげぇえええ......」


「な、どうし......う、頭がぁ......」


 駆けつけた警察やレスキューとにかく現場に近づく人間達は倒れていく。


 一方で慈日会のトップは怒っていた。


「使えん!あの馬鹿どもが!まあ良い、サリンも特殊な方法で体内に大量に埋め込んだんだ。爆発と共に散布され証拠は隠滅されるだろう」


「しかし、大丈夫でしょうか?もう後がないですよ。あれ程の能力者を使い捨てにするのは流石に......」


「赦しとは弱者のする事だ。だが後がない......それもそうだ、仕方ない。最終プランとするか。あとあいつが最後にメテオブレイカーに伝えた言葉が暗号なのか外国語なのか調べろっ。ただ音質が悪く正確に聞こえん、お前ら科学者はこんな事も出来んのかっ!」


 持っていたペンを投げ怒る会長。


「そうだ、奴は精神病であったな......丁度良い、奴の身内や友人を全て殺せ、証拠は残さず火を放て。そうすれば強靭な肉体を持った奴でも脆き心が破れて廃人になるだろう。そこを討つのだ......ああ、そうだ試作品は奴の身近な人間で試すとしよう、そして最後は殺し合わせるのだ。まあその前におっ死んでくれたら嬉しいがな」


 


 そうして何か大きな事を始めようとする中、本國と焼石は貴音の連絡で確信を得た。


「あの埋め込み装置に細工したのは奴のグループに紛れ込ませた私の味方、本当は爆発もサリンも無くせたら良かったがあるなどわからなかった。それに爆発を取り除くなんて、そこまで露骨だとバレるからカウントダウンするのと盗聴があまり機能しない様に細工をした。だがそれと梶原君の連絡でわかった、犯人が。薬師寺かその秘書だ、絶対にあいつらしか考えられない」


「慈日会も政府と繋がりが強かったから乗っ取りが楽だったのでしょうね......」


「そして真っ当に生きる道が絶たれた、本来は生活保護などで助けるべき人間を使い捨ての兵器扱い、奴が開発しているE-4にも細工が必要だ。証拠も集めて総理の座から引き摺り下ろして訴える準備をしますよ」


 そうして物語は面倒な方向に進んでいく。

最後の暗号はグ⬜︎ンギ語と検索してください。そうすれば変換サイトが出てきて何言っているかわかります。

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