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こころ。  作者: 三風
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君に届け

 これは、友情ものとも恋愛ものともとれるので、皆さんの心境に合わせて視点を変えてご覧ください。

 自分は精一杯相手を気遣っているつもりなのに、むしろ苦しませてしまっているという哀しい矛盾を表しました。お互いに相手を思いやっているからこその苦しさを、多くの人に感じていただければ嬉しいです。

 やっぱり、相手を思いやっるて難しいことですね。でも、きっととても大切なことなんでしょうね。

君に届け




朝日の光る部屋の隅で 君は一人静かに泣いていたね

あふれる白の中にある 一筋の透明な雫は僕では止められなくて

無意味な「大丈夫?」の言葉が より君を傷つけていたんだ

「大丈夫」と微笑(わら)う君の姿は なお哀しくて僕も泣いていたよ


君の心を巡るのは どんな気持ちなんだろう

「大丈夫」じゃない言葉を 君にかけたいから

教えてよ 欲しい言葉を欲しい気持ちを

僕にあふれるこの大切な想いを 君に届けたいから



朝日の消えた部屋の隅で 君は一人静かに俯いたね

うすれる白の中にある 一筋の透明な雫はもう既に乾いていて

理不尽な「頑張れ!」の言葉が より君を追い詰めていたんだ

「頑張る」と微笑(わら)う君の姿は なお苦しくて僕は泣いていたよ


君の心に架かるのは どんな気持ちなんだろう

「頑張れ」じゃない言葉を 君にあげたいから

教えてよ 欲しい言葉を欲しい気持ちを

僕にあふれるこの大切な想いを 君に届けたいから



無様な「大丈夫」の言葉は より君には伝わらないんだ

「大丈夫」と囁く僕の姿は なお虚しくて僕は泣いていたよ



「大丈夫」じゃない言葉を 「頑張れ」じゃない言葉を

教えてよ 独りよがりじゃない言葉を気持ちを

教えてよ 辛いだけじゃない言葉を気持ちを

僕にあふれるこの大切な想いを 君に届けたいから


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