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こころ。  作者: 三風
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SAKURA LIFE

「桜」という美しくも儚い花で、日常で感じた締め付けられるような胸の痛みを表現しました。明日へと歩き出すことさへ怖くなるほどの日々の重圧、折り重なった辛いことや苦しいことが、散ってゆく桜の花びらと共に消えてゆけばよいというイメージでもあります。

SAKURA LIFE




桜舞う春風の中で 僕は昨日を見つめる

一歩踏み出す度に 振り返り足跡に囚われた


桜舞う道の真ん中で

昨日と今日の間にある 今日という時を歩む


切なさと愛しさを抱えながら 昨日の輝きを羨んだ

苦しさと眩しさを抱えながら 明日の輝きを疑った

今日という時は残酷で 昨日を繰り返すことを許してはくれない

今日という時は残酷で 明日を見透かすことを許してはくれない



桜舞う春風の中で 明日を見つめる

一歩踏み出す度に 振り返り後ろ髪に囚われた


桜舞う道の真ん中で

昨日と今日の間にある 今日という時を駆ける


苦しさと眩しさを抱えながら 昨日の自分を蔑んだ

切なさと愛しさを抱えながら 明日の自分を励ました

今日という時は残酷で 昨日を欲しがることを許してはくれない

今日という時は残酷で 明日を嫌がることを許してはくれない



昨日を心に生きた それくらい明日を怖がっていた

そう思う度また明日が怖くなった そして何度も何度も涙を流した


「明日を愛せるようになりたい」と……



桜散りゆく道の真ん中で

昨日と明日の間にある 今日という時を歩む


今日という時は鮮烈で 昨日より輝けることを見せつけてくれる

今日という時は鮮烈で 明日もまた輝けることを見せつけてくれる



何度も何度も昨日を想った

何度も何度も明日を思った

今日は何度も何度も笑った


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