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業務の終了をお知らせします

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

夜分は100%私の時間。

という我儘思考の為、禁断症状がよく出るんですよ。

ピンポンパンポ〜ン。業務の終了をお知らせします。至急、帰り支度を済ませて帰宅したましょう。残りの仕事は明日に回しましょう。今日も周回、執筆を頑張りましょう。

定時の時間を知らせるチャイムが脳内で鳴り響く。仕事終わりの会社員ならば、総じて流れるであろう約束された知らせ。

であるが、今の私は帰れません。業務は何一つ終わって居ないのだから。それは目の前の表計算ソフトも訴えている。並んだ数字の数々が、合わない計算が、『帰られせません( '-' )』と訴えてくる。

んな事ぁ分かってんだよ!! 少し黙れ、数字共!! 書類は小計を忘れずに!! と暴れだしそうな中身を抑えて、延々と指を動かす。

長らく酷使された指先は痙攣を繰り返し、私に話し掛けてくれる穏やかな人の声が遠くなる。座っているはずなのに、目眩を覚えて、立ち上がった途端に倒れそうだった。

何一つおかしい事では無い。体調不良という訳でもない。単純に早く帰りたい禁断症状である。

あー今日は何を食べようかなー大味なチョコかなーハッシュドポテトかなー贅沢しても許されるよねーそうだよねー。


玄関を開けるとキャラメル入のチョコバーを延々と齧る彼女がいた。目は死んでいる。廃人の様だ。そんな彼女は口にバーを入れたまま、ただ一言。

「疲れました……」

「お疲れ様」

基本的に何も無ければ、後腐れなく定時退社を決めて帰ってくる。まだ働いて残業代を稼ごうとしないのは、単純に彼女の限界が定時だからである。余計なことは出来うる限りしない体は、少しの追加業務でも悲鳴を上げる。其れはちょっとでも残業が続くと突発的に体を壊すことからもお分かり。

「あー使用ソフト間違えなかったら三十分は早かったのに……」

「うん。次から気を付けようね」

「そのせいか合計が合わなくて……」

「そんな時もあるさ」

玄関で今にも泣きそうな彼女は、ぽろぽろと本日の反省を述べる。

「明日ははいい日になるよ。また残業したら、二人で良い日に変えようね」

夜だけは絶対に私に優しい。

というメンヘラ思考なので、残業始まった途端に禁断症状が出ます。指先の痙攣、難聴、思考の停止は、禁断症状です。


言い訳すると、通常勤務に全集中力を注いでいるので、残業分のエネルギーがないんですよ。

長距離を短距離のノリで走るタイプです。


そんな時はキャラメルチョコバー食べて、誰かに甘えたいと思います。

甘え先はこうやって執筆する事なのですが。

ゲームは少し疲れているので、お暇します。


追伸

コンビニのお姉さんが優しくて泣きそうになりました。

私が帰る時に働いている人も大勢いらっしゃるので、明日も頑張ります。

キャラメルチョコバーに脳みそ焼かれて、記憶喪失状態です。

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