表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スリーシスターズ  作者: Shane
4/25

施設卒園~大学入学

都立小向高校でバスケ部ながらも素質を認められた施設出身の3人(さくら、陽菜、七海)は滝野川大学の陸上部のセレクションに合格し、特待生で入学が決まった。そしていよいよ高校の卒業が迫っていた。


 3人には高校の卒業式とは別に光が岡園の卒園式がある。4月に大学に入ると滝野川大の寮で暮らす。


本橋施設長「みんな卒園おめでとう。いつでも遊びにこいよ」

直子「本当に頑張ったわね。あなたたちはよく頑張ってたし鑑だったわ」


本橋「特待生で3人同時に大学入学なんて快挙だよな」

直子「奇跡よね」


さくら「ずっと光が岡にいたかったです、えーーん」

七海「光が岡で暮らしながら大学通えたらよかったのにぃ」

陽菜「みんなと別れたくないですぅ」


本橋「これから希望の人生が待っているぞ。勇気を出していきなさい」

直子「光が岡を実家と思っていいのよ」


さくら「うぅぅぅ」

陽菜「うぇーーん」

七海「やだーー、でたくなーい」


ほどなくして、陽菜と七海は滝野川大の商学部に、さくらは滝野川短大の保育学部に入学し、キャンパス内の寮に暮らし始めた。



 桜満開の4月に3人は入学式を終え、昼食をすませて着替えたあと、陸上部の練習場へ向かった。


藤森「おっーよくきたね。じゃあ、新入生のみんなは1人ずつ自己紹介して」

陽菜「えっ、あっ、今日からお世話..になります。桜井です。よろしくお願い...します」

藤森「声が小さいなぁ。もっと大きな声で。はい、次」

七海「田原七海です。小向高校でバスケやってました。頑張りますのでよろしくお願いしますっ!」

藤森「よしっ、じゃあ次!」

さくら「中川さくらです。桜井と田原と同じ高校です。施設出身です。彼氏はいません」


「えっ、施設?」「なんだ?」

他の部員がザワついた。


藤森「あー、ちょっ、まぁ親のあれだ...それはいいから、みんな仲良くしてやってくれよ」


「じゃあ、早速練習しましょう」

「Jogするから1年の子は私についてきて」

「話しかけられたらちゃんと返事しようね」


.....

 陸上部員たちはなにやら話始めた。

「施設って何?」

「知らないの?」

「親がいないんじゃねぇの」

「えーっなんで」

「捨てられたとか?」

「しかもバスケ部って。都立小向って聞いたことねーし」

「ここは大学の陸部だけど」

「特待生らしいぞ」

「フジコーチ、ついに気が狂ったか」

「どんだけ速いか見てやろうぜ」


 3人は早くも好奇の目にさらされることになってしまった。


 寮に戻った3人は夕食を取りながら今日のことを振りかえっていた。


陽菜「緊張したよね」

さくら「はるはる藤森さんに注意されてたじゃん」

七海「でも、さくちん、なんでいきなり施設の話したの。もっと後で馴染んでからのほうが良かったんじゃない?」

さくら「いや、どうせバレるし、最初にかましたほうがいいと思ってさ」

陽菜「だけど、インパクト強すぎだよー」

さくら「ウチらは見世物だよ。うちらが生き残るには勝つしかない。都立のバスケ部ごときに負けないってみんな思ってるだろうよ」

陽菜「うん、負けられないね」

七海「絶対頑張ろう!」


つづく

施設出身ということで好奇の目にさらされた3人だが、元日本代表スプリンターの藤森がコーチを務める滝野川大学で本格的に陸上を取り組み、成長していく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ