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サヨナラ 良二

作者: オムネ

サヨナラ 愛

続編。

愛の心境を綴りました。悲しい女ですよ?

ヤルセナイ気持ちになりたい方はどうぞ。サヨナラ 良二


偽善活動


サヨナラ さよなら良二。私。死んじゃうんだって。ありがとうが言えなかったよ。


江東区ではボランティア活動を月一回募集している。車イスの私は毎回ボランティアに参加し、偽善者達に言いがかりをつけてストレスを発散している。

暖冬の都内、10代から50代の男女、20人が区営公園に集まり、社交的な挨拶を交わしている。5人ほどの集団の中心にボランティアおばさん、良子がいる。偽善者の集まりだ。


メガネをかけた中年の区役所職員、斉藤が受付を行っている。私は車イスの車輪を数回まわし受付に向かった。

「あの、愛さん‥毎回参加して頂くのは嬉しいのですが‥」

「今回は私も参加したいんですが?何か問題あります?」

「愛さんの気持ちは感謝しますが、今回はご遠慮頂けないでしょうか?」

いつもの断り文句に腹が立った。

「ふざけないで?今回はじゃなく、今回もでしょ?」

気持ちを言葉にしたら余計に怒りが込み上げ、思わず斉藤の胸ぐらを掴んでしまった。

「今更不参加はないでしょ?身障者はボランティアもできないダメ人間ってこと?」

斉藤も困った様子で

「ですから、何度もご説明申し上げましたが、今日は、区内のゴミ拾い活動ですから、車の往来が激しい場所も行います。お身体のご不自由な方は‥」

遮るように私は

「前回もダメだったでしょ?お身体の不自由な私にも出来る活動って何?」

斉藤の服がちぎれるくらい、車椅子から転げるくらい怒りをぶつけってやった。

斉藤が言葉に詰まっていると後ろから足音が聞こえた。誰かが私に歩み寄ってくる。

「お願いします」と斉藤は言い残しそそくさと私の前から立ち去った。

「それでは皆さん、本日の日程をご説明します」涼子の近くで斉藤の公務員的説明が聞こえる。


「説明始まったよ愛さん」ネームプレートを見た若い男が話しかけてきた。

いきなり名前を呼ばれる事が不快だった。

「私、偽善活動には興味がないの良二さん。もう帰る」車椅子の車輪を動かし公園の外に向かった。

「若いくせにボランティア活動するなんて偽善者丸出しでホントむかつく‥」


枯木の並木通りを家路へと向かった。後ろからさっきの偽善者、良二が追いかけてくる。

私のの背中から

「どうしてあんな活動に毎回参加するんだ?」と良二が言葉を投げた。

かわいそうな私を心配して話しかけてくる、本当に不愉快だ。

振り返ることなく私は

「偽善者に答える気ないから」と手短に答えた。

「俺は善人でも、偽善者でもないんだけど?」

会話を続けようとする良二がうっとうしくて仕方がない。

私は思わず振り返り

「車椅子の可哀想な娘、だからついてくるんでしょ?」と言い放ってやった。

華奢な体に似合わない引き締まった筋肉。おそらく運動を長いことやっていたであろう体だ。清潔感ある短髪。良く見ると良二は私とそれほど年が違わないように思えた。

「別にお前の事可哀想とも思ってないし、大体ボランティア参加は履歴書の趣味覧埋めるため」

利己的な答えだった。不快感がこの男へ興味に変わった。

「良二年は?」

「23だけど、あと呼び捨てにするな愛」

「23か、私と同じね。今幸せでしょ?幸せな人間じゃないと偽善はできないもんね」

「どうしてお前はそんなに卑屈なんだ?大体その理屈だとお前も幸せなんだろ?」

「幸せよ。月に一回あの手の偽善者に文句言いまくるの。特に役所の人には最低の言葉を使うわね」

「お前最悪の女だな?」

「最低なのは身障者の助けになろうと哀れみを施すあなた達健常者じゃない?」

「どうでもいいよ。とにかくお前のおかげでボランティア参加出来なかったよ」

「別に区役所主催の会に参加することだけがボランティアじゃないでしょ?明日空いてる?」

なんとなく感じた罪悪感と良二への興味から思わず誘ってしまった。

良二が

「さあ」とあやふやに答えた。意外な誘いに驚いた気持ちを隠しているのが分かった。

「じゃあ3時に区営体育館に来て。今日のお詫びに面白いもの見せてあげる」

そう言うと私は車椅子の車輪を力一杯漕いだ。

振り返るのが恥ずかしくて

「バイバイ」と正面を見て挨拶した。

黒髪が風になびくぐらい急いで並木通りから姿を消した。


駆け抜けること


区営体育館、重い扉を開けた。

健君が私の目前を全力で車椅子を走らせていた。

健君は中学生で私と同じ多発性硬化症。本気でパラリンピックの100メートル、金を狙っている仲間だ。

健が私に気づき

「愛さん、今日も勝負しましょう?今日は負けませんからね」と大声で話しかけてきた。

「今ウォーミングアップするからちょっと待ってて!」

週3回、区営体育館を借りて障害者アスリートが集まる。真剣に体を鍛える人、雑談をする仲良し障害者、サポートとするという名目の偽善者ボランティア、大体30人前後が毎回集まる。

健との競争は楽しい。今は100戦練磨で勝てる私。

しかし、あと3年して男の体を得る健とピークを過ぎた私では立場が逆転するだろう。

でも、今は日々スピードを上げる少年に抜かれる恐怖を味わい、走る100メートルが本当に心地良い。


健と数本100メートルを走っていると、区営体育館の重い扉が開いた。良二だ。

良二はさっそくボランティアの涼子に呼び止められ、ちょっかいを出されていた。

私は汗まみれの顔を見られたくなくて、必死に健とレースを続けた。

トラックを駆け抜けると良二が困惑した表情で涼子と話しいた。なんだか少し頼りなげな良二に思わず助け船をだした。

「本当に来たんだ?」流れる汗くらい拭いとけば良かった。

「お前が来いって言ったんだろうが?」

少し怒った良二に気持ちがあせった。話題を転換し機嫌を良くようと思った。

「そうだけどさ…それより私速いでしょ?これだけは誰にも負けないつもりよ」

「誰にも負けない?」

「何その含み笑いは?」

機嫌をとるつもりが逆効果だったのが分かった。本当に私は馬鹿だ。気持ちが上手く伝わらない。

「俺とトラック1周勝負するか?」

意外な要望だった。良二の締まった足が走る姿が目に浮かんだ。

「いいわよ。でも何を賭ける?」

私はただ、良二と走りたかっただけなのに思わず強がった。本当に馬鹿だ。

「俺が勝ったら俺と寝ろよ?そっちが勝ったら何でも言うこと聞いてやるよ」

良二はあきらかに怒っていた。

今日の会話のやり取りを最初に巻き戻したい。

「一緒に走ってほしい。私にはもうできない2本足での全力疾走を見せてほしいの」という素直な気持ちを伝えたいだけなのに‥

「いいよ?奴隷にしてあげる」とまた強がって見せた私は最低の人間だ。

スタートラインに立ってしまった。

「ちょっと本当に勝負するの?」涼子がスタートライン、二人顔を覗き込む。

私はヤケクソだった。勝負なんてどうでも良くなっていた。

涼子の声が耳に入らないのか、良二は前だけを見て

「合図お願いします」とつぶやいた。

涼子が渋々手を挙げ振り下ろし様に声を出す

「スタート!」


スタートでは二足走行の良二に敵わない。私を突き放し良二はスタートを切った。

第1コーナー、良二を抜こうと横に並ぶ。体を傾かせて走る良二がまるでイルカのように美しい流線型だった。そんな余計なことを考えていると良二に振り切っられてしまった。

それからはしばらくは最低だった。良二の走る姿を追いかけて、ずっと見ていたくて、すぐ後ろを走っていた。私はまるで父親を追いかける子供だ‥。

最終コーナー。負けたくない自分がいた。再び良二に並び今度は全力で抜きにかかった。

「ここで決めてやる」そう思った瞬間良二の足先が車椅子に接触してしまった。

コースを大きく外れるている間に、良二が惰性でGoalを切っていた。


体育館の全ての人が良二の勝利を祝福している。

私も少し遅れてGoalした。

「私、負けチャッたね」本心だった。負けたことで少しほっとした。

息を切らせた良二は相変わらず不機嫌だった。

「どうして本気で走らなかった?いつでも抜けただろ?」

私、嫌われちゃったのかな?そう思ったら、それからは強がることもでなかった。

「2本足で走る姿が綺麗だったから…ずっと後ろから見つめていたかったの…」

良二はなにも答えなかった。沈黙に耐えらないようで、ペットボトルを私に投げフラフラと壁際にへたりこんだ。


抱かれた愛


「自分から誘ったくせに?馬鹿じゃない?」私は良二を怒鳴った。

「障害者とはセックスできないの?」

売り言葉に買い言葉。私は

「約束は守りなさいよ?」と言い放ち良二と勢いでラブホテルまで来てしまった。

処女の私ができる精一杯のセックスアピール。なんで良二に抱かれたかったのかがわからない。

人を好きになることに理由なんてないのかもしれない。


ホテルのピンク色の照明が気に入らなかった。良二もどうしていいか分からず目も合わさない。

「なあ、あんな勝負で軽々しくエッチするなんておかしいだろ?俺はただお前が神聖なトラック競技で賭けるからムカついただけでさ…」

セックスをしたことが無い私がどれだけ勇気を出して来たのか?この男には分からないのかな?

「根性無し」と呟いてやった。

私の言葉に良二の理性が弾けた。車椅子から勢い良くベットに投げるられた私はと夢中で服を脱がされた。

裸の二人。私のもう2度と動かない枯れ枝のような足を良二は愛しおしそうに愛撫した。

良二が私の上に乗ると必死に唇を重ねてきた。

初めてのセックスを良二に悟られないように必死で良二の名前を呼んだ。

「良二…」

「愛…」吐息に混じりお互いの名前を呼び合い果てた。


良二の腕の中ではまるで揺り籠のよな暖かさだった。

「ねぇ陸上やってたの?」

「高校2年までは。受験前にやめたけどさ…」

「良二は速かったの?」呼び捨てで呼ぶ男の名前、なんだか嬉しくなった。

「九州じゃそこそこ有名だったよ?期待もされてたし」

「どうして辞めたの?」

「陸上好きだけじゃ生きていけないだろ?東京の大学行きたかったし。なあ質問ばっかりするなよ?そんなことよりもう一回しよ?」

もっと良二のことが知りたかったが、この人の全ての願いが拒否できなくなったいた。

それでも何とか搾り出すように

「ばか…」とだけ小さく答えた。良二は私の言葉を無視して構わず一つになった。


良二の彼女


良二に抱かれてからは、区営体育館で健とレースを楽しむ日常が続いた。

ある日、髪の長い美しい女性が私を訪ねて来た。咲さんだ。

咲さんとの会話は忘れてしまったが、優しく、美しく、万人が好きになるという感じの女だったことは覚えている。

八方美人は大嫌いだったが、咲さんは嫌いになれなかった。私の不自由な足を差っぴいても女として全てが負けていた。



死ぬのも良いね


母と待つ総合病院の待合席。良二のことを考えていた。

良二に抱かれてから数週間、彼からの携帯電話は鳴らない。興味本位で障害者と寝たかったのか?私に少しでも愛情を持ってくれたのか?

二つの疑問があの日から頭をグルグルと回っている。答えを知るのが怖くて電話をかけられない。

「愛さんとご家族の方、お願いします」

看護士が私と母を呼んだ。

メガネを掛けた脂ぎった中年男性、私の担当医だ。

「愛さん、お母さん。単刀直入に言います。愛さんの体は、多発性硬化症とは別のウィルス性の病気に犯されています」

母親の顔が硬直した。

「先生、どいうことですか?」

「最善は尽くして投薬治療はしますが、特異なケースでして‥」

母が詰め寄った。

「先生、愛は大丈夫ですよね?」

「あまり期待はしないで下さい。即入院して頂きます。私が全力を尽くしますので」

私は、入院という言葉に不安がよぎった。

「先生、車椅子で走ることってできるんですよね?」

「激しい運動は一切禁止です。投薬治療をするということは、2次感染を防ぐ意味もあります。病院からは一歩も出れないと思って下さい」

頭が真っ白になった。それ以降は母の目に涙がにじんでいること、医師が淡々と病状を説明していこと、全てが鬱陶しく思えた。


帰り道、母と私は言葉が無かった。

「ねえ、お母さん、ちょっと寄り道するから先に帰ってよ?」

「何処に行くの?お母さんもショックだけど二人で病気と戦いましょうよ?」

母が私の肩をなでた。

「ちょっとびっくりしたから一人になりたいの。お願いします」

母は

「分かった」とだけ頷いて家路へ向かった。何度も振り返って私を見る姿が本当に小さく思えた。


タマ大橋。ここからの夕日が大好きだった。腕の力だけでなんとか手すりにしがみつき、腰をおろした。

「私、死んじゃうんだな‥短い23年だったな‥」

湿った重い風が私を通り過ぎて行った。流れる髪が風に泳いでいるのが分かる。


なんだか無償に良二の声が聞きたくなり思わず携帯電話をポケットから引っ張り出した。

数回のコールで良二が出た

「もしもし?」

「愛だけど良二?」

「ああ、久しぶり」

この人の声を聞くと不思議と安心する。

「ねぇタマ大橋に来れる?ちょっと死のうかなと思ってるんだけど?」

死のうなんて言葉が出たことに自分でも意外だった。

「死ぬことが目的じゃなくて気を引きたいだけだろ?寂しいから会いたいとかまともな言葉は言えないの?」

いつも見透かしたように真意を追求する良二の言葉。なんだか切なくもあり腹立たしかった。

「半分正解で後はハズレだょ?死ぬのは本気。気を引きたいのは当たり!」

精一杯強がってやった。

「わかった行くよ?」

「待ってます」、電話が切れた後、目を閉じ良二の姿を思い出した。

「あの時のレースみたいにずっと一緒に走っていられたらな‥」


数十分の後、夕日が沈みかけた。

遠くから良二がゆっくりとこちらに向かっているのが分かる。

手摺りの上に座るながら、髪を手ぐしで直した。咲さんへの抵抗からか、なんとなく口紅を引いた。


「走って来なかったんだ?残念」

歩み寄る良二、私は遠くを見つめた。

「もう帰ろうぜ?寒くなって来ただろ?」

良二の優しい言葉。胸が痛くなった。

「どうせ死ぬつもりないと思ってるんでしょ?」

「はっきり言ってそう思ってる」

「そうなんだ、お騒がせ娘が!メンドクサイって感じでしょ?」

「そうは言ってないだろ?」

良二を困らせてやりたかった。私が良二にとって一番の女になりたい。もし駄目ならせめて忘れらない女になりたい。

気持ちが高ぶり

「ありがとう、バイバイ」と言い残しゆっくり後ろに倒れ川へ一直線に落ちた。

ドラマではこういう時手を掴んで格好良く引き上てくれるが、救いの手は差し伸べられなかった。


落下する景色はトラックを走っている時の光景に似て早くもあり、とてもゆっくりとしていた。

「バシャーン!」

私は着水と同時に水の中で目を閉じた。その瞬間、もう一回何かが水面に落下する音が聞こえた。

誰かが私を水上に抱え上げ、頬を叩いている。

「良二‥」

目を開けたると良二が泣きそうな表情で私を見ている。

「ありがとう、良二なら助けてくれると思ったよ…」

力いっぱい私を抱く良二は涙が止まらなかった。

手を伸ばして良二の頬を撫でて

「私の為に泣かないで」と言いたかった。

咲さんならそうしただろう、でも、やっぱりツマラナイ人間の私には出来なかった。


ずぶ濡れの2人。私の家まで良二が車椅子を押して歩いた。

テレビドラマや子供の頃の遊び、九州と東京の文化の違いなどたわいのない会話。

「どうして死にたかったのか」核心に触れる会話はお互いに必死で避けた。

「もうそろそろ家だからこの辺りで良いよ。今日はありがとう」

幸せな時間は続かない。小学校で病気になった私は知っていた。

「なあ?」

良二が私を怖いくらい睨み、しばらく沈黙し見つめ合った。

「どうして自殺したか知りたい?」

良二の怒った顔が嫌だった。

「どうせ死ぬなら良二の心に残りたかったの。あんなことした娘なら一生忘れないでしょ?」

良二がしゃがみこみ、母親に甘えるように私を抱きしめた。

良二のドブ臭い匂いが何となくイヤだったが、良二は無視してキスをした。どぶ臭いキスだった。



さよなら 良二


良二と最後にあった日から数日後、私は入院した。数ヶ月間、投薬と点滴を繰り返した。

今私の体は動くことすらできない。

入院中に咲さんがお見舞いに来たが、咲さんだけにはこんな姿を見られたくなかった。

それでも精一杯強がって、世間話をしたが別れ際

「良二には言わないで」と本音を言ってしまった。

咲の綺麗な大きな瞳から涙がこぼれるのが見えた。

「大丈夫、愛ちゃん。大丈夫」

良二には言わないということか、私の病気が大丈夫だということか、何が大丈夫なのかは分からなかったが咲さんは泣き崩れた。

私にとっては、完璧の女性、咲さんがみっともなく床ですすり泣く姿を見たら私も涙が出た。


私は、もう、白い天井しか見ることができない。

神様がいるなら、もう一度良二に抱かれたいという願いを敵えてほしい。

五体満足で咲さんと良二を取り合いたい。

あの人から良二は奪えないけど私には100メートル走があるから。

駆け抜ける瞬間、一瞬の永遠を良二と共有できるから、咲さんにも負けないよ。

もっと良二とキスしたかった。あんなドロ臭いキスではなくてロマンティックなやつを。

でも天邪鬼な私にはあれぐらいが丁度良いのかもしれない。

良二、良二、サヨナラ さよなら良二。

私。死んじゃうんだって。とうとう

「ありがとう」が言えなかったよ。

ごめね良二。本当に私の人生で唯一の輝きをもらったのに。

お礼も言えない私。

サヨナラ、さよなら良二。私が死んでも私のこと覚えていてください。

神様。お願いします。

その後は永遠の暗闇だった。

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― 新着の感想 ―
[一言]  面白かった。こういう作品は、個性的で読者が増えそうな気がします。
2009/08/09 17:23 退会済み
管理
[一言]  おもしろかったよ、池脇千鶴の映画のようだった。だから、終わりを少しかえてほしいと思った。自殺しようとする描写はうまいなあと感じた。読者は多いんじゃないかなあ、また、読みたいよ、こういうの。…
2009/08/09 17:20 退会済み
管理
[一言] 内容は『サヨナラ 愛』で描かれた事を単に愛の側から書いただけの感じで、ちょっと物足りませんでした。新しい内容としては咲さんが入院中の愛を見舞いに来て涙する、っていう処ですね。この時の咲さんは…
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