012 この世界のレベル事情
012 この世界のレベル事情
俺のレベルは現在110
王都で1ヶ月過ごしたらいつのまにか100超えていた。
この数値だが、最大レベルは不明で、レベル100というのは、だいたい獅子王騎士団の幹部クラスらしい。
獅子王騎士団というのは軍隊とは少し指揮系統が違う王家付きの近衛兵みたいなものだ。
地球でいうところの米国海兵隊みたいな。
数は500で、軍隊として見れば少ないものの、実力者が集まっている。
その幹部クラスとなると、まさに英雄の様なものである。
そのレベルに達した。
ほぼ何もしないで。
ありがたいけど、日常生活に支障がでまくった。
短期間で一気にレベルアップしたもんだから、歩いてもすぐ転けたり、コップを持ったら砕いてしまったり、たまにモンスター討伐に出かけると、斬りかかるつもりが体当たりをかましてしまったり。
これは危ないと思って、槍でザクザクする戦法に変えた。
やはり必要経験値が膨大になっているのか、レベルアップの速度が落ちてきて、なんとか生活に慣れて来た。
スキルが「テイム」だけの俺は、せっかくレベルアップしても特に何ができるわけでもなく、今まで通りの生活をしていた。
「魔法を、憶えたい」
「……」
呟いた俺を、カリラがじっと見てる。
今更かよ、って顔。
俺に魔力の才能は無い。
魔法使いにはなれない。
だが、レベルが高い。
ならば、それなりに使えるはずだ。
めちゃくちゃレベル高いのに、相変わらずの微妙な生活水準。
だったら士官すればいいと思うかもしれないが、身辺調査とか結構されるんだよ?
人柄も大事だからね。
特にこんな高レベルの人間、怪しすぎて逆に捕まると思う。
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