とある転生時の騒動
死んで神にあって手違いで殺しちゃったとか言われて平静でいるって難しいと思うのだけど
神「すまない…こちらの手違いでお主を殺してしまった」
人間「は?」
神「本当にすまないが生き返らせることは出来ない」
人間「は?」
神「ついては別の世界へ「待てよ」ん?」
人間「じゃあなんだよ、俺は死ぬ必要は無かったのに死んだのか?てめぇが殺したのか?ふざけんなよ!手違いだかなんだか知らねえけどよ、やり残した事が一杯あんだよ!養う家族だっている、なのに生き返らせることは出来ないだぁ!?てめぇの不始末なんだろ!?なんとかしろよ!なぁ、神なんだろ?出来んじゃねぇのか?やらないだけじゃねぇのかよ!?」
???「それは本当に申し訳ないが、出来ないものは出来ないのだ…それに私は一度も自分を神だと名乗ってはいない」
人間「しらねぇよ!てめぇが神だとかそうじゃないとかどうでもいいんだよ!なぁ、返せないなら、戻せないならなんで記憶をそのままにするんだよ!なんで遺してきたモノを忘れさせてくんねぇんだよ!?お前はわからないだろうけどな、死ぬとき、自分が消えそうになって嫌で嫌で怖くて、それでも覚悟決めんだよ、なのに目が覚めてこんなわけわかんねぇところで生き返らせることは出来ないとか言われて、なんなんだよ!?勝手にすればいいだろ!?勝手に別の世界でもなんでも送っとけよ!なんでわざわざ教えたんだ!なんで出てきたんだお前は!てめぇの自己満足じゃないのか!?」
???「自己満足か?と言われればそうかもしれない、私は人の心がわからないから人に寄り添おうと努力しているつもりだ、その努力の1つが今である、私の不足で不快な思いをしたのなら謝ろう、望むなら今から記憶を消すのも「ねぇよ」」
人間「今記憶を消したら俺はどうなる?記憶を持ってお前に会った今の俺は?てめぇに振り回されてそれで終わりじゃねぇか、お前には、記憶を消さずに呼んだお前には贖う義務があるんじゃないのか?」
???「そうか、では一度だけ家族に会わせよう、それで構わないか?」
人間「あ、会えるのか?ホントに?」
???「ああ、勿論だとも」
人間「良かった、一度でもいい、よろしく頼む」
???「では」
ピシィッ!!
人間「あれ、ここは?」
神「すまない…こちらの手違いでお主を殺してしまった」
人間「はぁ」
神「ついては別の世界へ転生させようと思うのだが」
人間「わかりました」
相手に無駄な情報与えると面倒だよね