目次 次へ 1/17 Prolog 広大なジャーヌ大陸には一つの噂話が残されている。 この地に生ける人々の生き血を吸い、生きながらえる不老の存在。 ――吸血鬼―― ある夜。 一人の少年が憤怒に顔を歪めた。 黒髪が特徴的なその少年は愛する人を取り戻すべく、とある鬼を追う。 一人の少年は連れ添いの少女の容態に心を痛めた。 紫がかった黒髪を持つ少年は、一筋の光明が如し噂話を聞き、とある鬼を目指す。 二人の少年の道が交わる時、一人の鬼にまつわる物語が始まる