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School Fantasy

作者: ラル

書きたいストーリーがあったので書き起こして見ました。

こんな作品が、多くの方の目にふれることを願っています。

僕は教室の隅に漂う魂。

僕はずっとここに漂っている。成仏の仕方も、生き返り方もしらないからどうにもできない。

そんな僕は、また今日も授業を受けている。そんな日に転校生が来た。

転校生が座る席は僕がいる場所だった。ちくしょう、場所とられた。

転校生はゆっくりと僕の席に来る。

ずっと僕の方をみている気がする。

「君は…、魂かい?」

あれ?僕が見えるのかな?

僕は小さく手を振ると、彼女も小さく手をふりかえしてくれる。

やっぱり、見えているんだ。

「君、名前はなんていうんだい?」

『僕?名前なんてないよ。生きてるときはあったけど、憶えてないし。』

「そっか。君はなんで漂っているの?好きなとこに行けるでしょ?」

『うん。でもね、ここになにかある気がするの。生きてた時もここにいたんじゃないかな?』

彼女は、僕のなにを知りたいんだろう?

『じゃあ僕は散歩に行ってくるね。』

「いってらっしゃい。」

散歩に行ってくるって言ったけど、いつもはこんなことしないんだよな。


僕は学校内に漂う魂だ。他の誰にも見えない。

この学校の生徒はみんないきいきした顔をしている。楽しいんだろう。

『僕はこのまま、孤独で過ごしているのかな?』


僕は校庭の方を向く。校庭のど真ん中になにかの穴が空いている。これは僕以外に見えないのかな。

とりあえず、見に行こう。


僕は校庭の穴になにかを感じて向かう。一歩一歩、なにかに引き寄せられるように。

『あれ?体の自由がきかないよ?』

僕の体は勝手に穴に飛び込んだ。

飛び込んだ先は、飛び込む前とあまり変わらない場所だった。

変わったとこといえば、空が紫色をしていることだ。不気味だなぁ。


僕はこっちでも学校内を散歩する。

生徒はみんな死んだような顔をしている。

僕の席は空いてるかな?

空が紫色でも変わらない。僕はいつもゴキゲンだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

僕の机には転校生がいた。しかし、何か様子が違う。

『うわぁ』

転校生が殴りかかってきた。

こんなことをするようには見えなかったけど…。

『あれ?』

転校生が視界から消えた。

『おわっ』

背後から殴られた。動けない。

「ワレノジャマヲスルナ」


僕の視界は真っ暗になった。


「ねえ、君、なにしてるの?」

転校生の声がする。

『僕、死にそうなんだ。』

「そっか。また間に合わなかった。」 

『また?』

「うん。私は君なんだよ。私は未来から来た君。これから君を未来に飛ばすよ。君は世界を救うんだ。」

『僕はキミの意志を継いで世界を救うんだね。』

「そう。頼んだよ。」

『これからキミはどうするんだい?』

「こいつを倒すさ。倒せなかったら、未来の君、頼むよ。」

『頑張って倒してね。』

「じゃあ、飛ばすよ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


僕は教室の隅を漂う魂だ。

理由は分からないが、ずっとここに漂う。

この理由はその内思い出すかな。

なにか懐かしい匂いがする。

これからも、僕は教室の隅を漂う魂だ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

物語はずっとループする。

悪いレビューなど、なんでも受け付けます。

書いてくださるとありがたいです。

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