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未転生者だけど、最強です  作者: 如月 煉司
気まぐれ島巡り

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3/3

エルドの戯れ

ーー瞬間移動、この世界で俺様と妹のミリアが使える、習得困難な技。


いや、一昔前では、むしろ、使えるやつが多かったらしい。年々、レベルが落ちてるのであろう。


近年は転生者が多いこの世の中だ。仕方ないな。


俺は次の島、カース島に行くために瞬間移動を使った。


ーーシュン!


「この島、匂うな」


鼻につんとくる、その匂いは生きてきた中で最悪な香りだった。例えると、その辺のゴミを料理をしたような感じだ。


よく見ると、周りはゴミだらけ。俺様の色柄とは真逆な島だった。


「はいよ、お兄さん!落ち葉の丸焼きはどうだい!」


この時点でこの島がどういうところかが、すぐ察せられる。


俺様は無視をして、中心部にある、カースタウンに向かった。


「おい!金は!?」

「イカサマすんじゃねーぞ?」


頭がいてぇ。ここはギャンブル、カジノ等といったものが主流らしい。なんならそれで稼いでるやつが多い。


ここカース島は属性に目覚めるものが極稀しかない。何故ならば、目覚める環境じゃないほど、人も街も荒んでるからだ。


俺様は次の島に移ろうとした瞬間


「ハイパー家だな?」


後ろから骸骨の仮面の男が話しかけてきた。


「ああ?そうだが?」


どこかで見たことある展開だな。それが第一に思ったことだった。


「俺の弟をよくも殺したな!」


弟......俺様がサルサ島で倒した火属性の奴のことだろうか。

 

「殺すも何も弱すぎるっつうの」


「ほざけぇ!!」


俺様は瞬時にフィールドを展開して、攻撃をかわした。


「お前ら、反異世界派は目的はハイパー家の根絶やしか?」


「当たり前だっ!てめえらは私たちの王に酷いことをした!」


俺様はある程度、人の感情を読み取れるが、こいつが何を言ってるのかさっぱりだった。


「筋違いじゃないのか?お前らみたいな弱者にハイパー家は手を出せねぇよ!」


俺様は前回の反省を活かし、2割程度で腹を殴った。


「ぐはぁ!」


俺様の一回のパンチで、腹からは血が出ていた。


「おい雑魚。知ってること全部話せ。そしたら、殺しはやめてやる」


俺様は頭を掴みながら、知ってる情報を吐かせようとした。


「まずは反異世界派の王ってのは誰だ?」


「ジンソクリュウガだ......」


「知らねぇな。貴様らの組織の名は?」


「デッドオリジンだ......」


淡々と質問を答える様に俺様は驚愕した。


「随分と素直な奴だな......」

 

「俺の名はガルドだ......次はぜってぇ負けねえ......!」


「ふっ」


俺様はフィールドを解除しつつ、その島から瞬間移動で、移動した。


(ハイパー家め!!次は殺す!!!!)


ーーエルドが次に向かう島はヘビー島......


俺様は二つの島を経て、三つ目の島、ヘビー島に来た。

ーーヘビー島の特徴は、ほとんどが砂漠地帯ということだ。そして、最強の蛇......デスコブラがいる。こいつに会ったもので生きてる奴を俺様は知らん。


「予想通り人気が無いな......」


ここヘビー島は人がいない。おそらくだが、デスコブラのせいだろうな。そしてなにより......


「シャアっっ!!」


デスコブラが地面から突き抜けて、俺様を喰おうとした。


「早速お出ましか!」


なぜ人がいないか......それはこいつが人に対して、敏感だからだ。島に入った人はすぐ喰らうし、常に飢餓の状態だからだ。


「しゃぁっ!」


デスコブラはワンパターンの攻撃ばかり......


「お前、相当飢えてるんだなぁ!」


俺様は頭部にめがけて、蹴りをかました。


「こんなものか......」


デスコブラといえども、流石に俺様の足元には、及ばないらしい。しかしながらの違和感。


弱 す ぎ る


デスコブラは毒属性。これはオリジナル属性。なのに関わらず、毒を使った攻撃は一切してこなかった。

いくら飢えても、確実に仕留めたいはずだしな。

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