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月守アポロの鬱屈  作者: 美水
第五章:発覚
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第二話:いじめ

「安西さん。ありがとう」


「何が? 」


「何がって、わざわざ保健室まで連れて行ってくれて」


「別に……先生が頼んだんだし当たり前じゃない? 」


「そうだ……ね……。でもありがと」


「あんたさ、そういうとこ、ムカつくんだよね」


「え……? 」


「いつもそうやってか弱いふりしてみんなの気を引こうとしてさ。あんた何様のつもりなわけ? 」


「別に私はみんなの気を引こうとしているわけじゃないよ。気に障ったんなら謝るけど」


「そういうとこだよ! ほんと、いい子ちゃんぶって、ムカつく! クラスの女子全員あんたのこと嫌いだから」


「……」


 安西が戻ってきた。山崎が


「安西さんありがとう~。助かったわ」


 と言った。


「別にいいですよ」


 僕は安西の顔が笑っていないことに気づいていた。それは女子生徒の僻みに類似した何かなのだろうか? 月子が心配だ。


 ホームルームと一限目が終了し、クラスメイトの一人に月子は貧血だったらしいと聞いた。

貧血か。きちんと食べ物は摂れているのだろうか。ますます月子の様子が心配になってきた。そこでクラスメイトの女子たちがこんなうわさ話をしているのが聞こえてきた。


「ねえ、聞いて。月子、安西さんに酷いこと言われたみたい」


「えー?! どういうこと? 」


「さっき廊下で声響いてたらしくてさ。他のクラスの子が言ってた。ムカつく、とかいい子ちゃんぶって、とか言われてたらしいよ」


「最悪じゃん。安西ってさ。中学生の時水原さんのこともいじめてたよね」


「あー……水原さん、それで学校これなくなったんだよね。あの子可愛くて優しかったのにね」


「そういう子がターゲットなんじゃない? 」


 そうか、月子が……。でも今の僕には関係ない。月子がいじめられようと酷いことを言われようと、僕には関係ない。関わってはいけないんだ。

ご覧いただきありがとうございました。久しぶりの更新です。ストーリーを書き続けるのって本当に大変ですね……。今回の話で安西と月子の関係性(というか一方的な僻み)が少し浮き彫りになりました。月子とアポロの関係性の方はどうなるのか。

次回も読んでくださいますと、とても嬉しいです! よろしくお願いいたします。

(次回:タイトル未定)

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