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激闘月に行く  作者: 王将先生
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後編

 私達はついに月に接近した。クレーターが見えたがそのクレーターの内部に何かがある。私は宇宙人に尋ねた。「あれはすごいクレーターだな。クレーターの中のあの円錐形の巨大な物体は宇宙船なのか?」「あれは150年前の宇宙船だ。少し前にアメリカ人が勝手に調査しようとしたから引き払ったが、前は労働力が入っていたぞ」「労働力だと!まさか奴隷ではないのか」「まあ地球人よその宇宙船は地球を監視する役目もあったのだ」そのような話を宇宙人としていたら、遺跡や透明なピラミッドやクリスタル室のドームが見えてきた。非常に複雑な中央建造物もあるが、採掘場であろう。

 そしてUFOはクレーターの中心に空いた穴から月の内部に入った。そしてUFOから出るとそこは地下街のようであった。それはまるでかつて地球には超古代核戦争の時代があったらしいが、その時の現トルコのカッパドキアという核シェルターに似ていた。宇宙人は私達を地下街の農場らしい所に案内した。そこはドームというか透明な壁に覆われていた。宇宙人が言うには関係者か関係者の案内があれば透明な壁をすり抜けて入れるそうだ。そして、そのまま中に入った。私は壁をすり抜けたことに驚きを隠せなかった。そこでは別の宇宙人がレタスの様な野菜を水耕栽培していた。

 次に宇宙人は私をエネルギー施設に案内した。エネルギー源はUFOと同じダークマターだった。宇宙人は月は遥か昔に太陽系の外から来た巨大宇宙船で、その時の移動などに必要なエネルギー源だったしその後もそのエネルギーを様々な活動に活用していると言った。私は納得した。確かにダークマターなら太陽光の届かない所でもエネルギーを得られる。

 宇宙人は私を月のトップに面会させた。執務室に入ると、月のトップの宇宙人は私に宇宙人の文明の高さを自慢するために長話をした。その話によれば月人以外にも複数の種族が地球の生命や人類の進化に関係しているそうだ。そして月は地球や地球の生命を見守るために同じ面を地球に見せ続けているとのことだ。

 一連の用事が終わると私達は無事地球に帰された。「しかし、これを他の地球人に言ったところで私が夢を見ているだけだと言われるだけだろうな」私は体験した事を誰にも言えなかった。そしてそのまま月日が過ぎたある日のことだった。私がたまたま見ていたテレビで「UFOは本当に実在するのか」という番組が放送されていた。なんと、その番組にこの前私と一緒にUFOにいた白人女性が出演しているではないか。彼女がテレビで言っていることは私の体験とは細かい点で差異はあるものの、ほぼ同じであった。私はそれを見て「私の体験は夢ではなかった」と強い確信を持った。

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