三章二十三話《襲来》
「襲撃...?なんでこのタイミングで」
「私に言われても答えようがないわ。とにかく時間が無いの。マーナ以外全員で鎮圧にあたるわ」
ザインの疑問にも答える余裕の無いグリーダ、その空気を察してかみんな黙って頷いた。
「こんな時間で申し訳ないわね。とりあえず...これですぐ出発できそうね、説明は後にして早速転移するわよ!」
全員が寝起きの格好だったのを即座に魔法で一瞬で服を着せ替えてリビング全体に魔法陣が広がった。
「場所は《十ノ頂》派生組織の教育機関ライブラ」
そう言うと転移魔法が起動され光に包まれた。
転移魔法が完了すると、そこには...。
「って、地獄絵図じゃねえか!」
惨状を見たガルムが一番に叫び、それに続いてみんなも驚愕の表情に変わり一目散に飛び出した。
以前戦った白い魔物、それが数百、数千まで至る程の数が制服を来た子供やそれを庇う大人に襲いかかっている。
魔法や武器を持って抵抗しているが、それが無駄だということは周囲のもの言わぬ屍が示していた。
「やらせるかあ!」
ガルムは剣を抜き腰が抜けた男の子に襲いかかろうとしている魔物を横から炎を纏った斬撃で切り飛ばし追撃で炎の塊を飛ばし跡形もなく燃やし尽くす。
「みんな!とにかく油断しないように!私達も加勢するわよ」
グリーダは戦力にならない人達を一通り障壁で覆い安全を確保、ほかの面々はとにかく討伐と役割分担しつつ鎮圧は長時間に渡り行われた。
「っ!この!」
ザインは距離を取りつつ改変魔法の石化を駆使しながら戦っているが、即座に石にならないのを見るにかなり魔力に対して免疫や耐性がある。
「ザイン、邪魔」
ナーマは身軽に縦横無尽に駆け回り次々と魔力を大量に込めた斬撃で討伐していたが、石化の光線が飛び交ってるのを鬱陶しいと感じるやいなやザインの方へ向かいそう吐き捨てるとまた鎮圧へ戻った。
「邪魔って...いやどうすればいいんだよ」
既に何人も犠牲が出てる上に、グリーダの障壁も間に合っていない。
全員を避難させる余裕もない状況で切り札の石化も効き目が悪いとなるとザインに出来ることはかなり限られてしまっている。
「ザイン、ちょっと私についてきて」
「へ?お、おいなんだよ」
障壁を張って回っていたグリーダがいつの間にかザインの手を引いて有無を言わさずにボロボロの倒壊寸前の大きな建物の中へ連れていく。
何が何だか理解が追いつかないザインはされるがまま引っ張られて連れてこられたのは所謂学校の教室だった。
机や椅子があり教卓、黒板もある普通の教室だが一番に目を引いたのは目の前に安置された倒れた女性だった。
「そとはあの子たちに任せておくわ。状況が悪化すればその限りでは無いけれど」
「グリーダ、なんで俺をここに連れてきたんだ?」
一応聞いてはみたがザインも薄々理由は察していた。
改変魔法は肉体にも干渉できることは既に知っていた、つまりはそういう事なのだろうと。
「一緒に治療するわよ」
「...出来るのか?」
「やらなきゃどの道死ぬだけよ。少しでも可能性がある方に賭けなさい」
グリーダはぎゅっとザインの手を握り目をつぶった。
「おい、何して...」
「集中しなさい、今から私の魔力を擬似神経としてあなたに接続するわ。これである程度の感覚共有が出来るでしょうから私の思念通りに魔力を制御するのよ」
「制御って...そんな突然...っ?!」
ザインの脳内に突如流れる膨大な情報、そして確かな思念と自分と重なるように広がる視覚。
目の前に倒れている女性の体内構造が完全に把握できるほどの精密さに加えて膨大な情報が脳を圧迫しているにもかかわらず体調は至って万全だった。
「流石に2人分の感覚や精神、思考や記憶に耐えられるほどあなたの脳は強くないから魔力で思考領域を拡張しておいたわ。とにかく始めるわよ」
「ええ...まあなんかよく分からないけどやれるだけやるか」
ザインは短く息を吐くと目を瞑り、グリーダから流れてくる感覚に身を委ねて魔力を巡らせ、倒れた女性に流してゆく。
細かい術式構築はグリーダが行い、損傷した部分を魔力で補強したり細胞の穴を埋めるように魔力を流し込み、大きな傷口は縫合しつつ出血を抑えてゆく。
特に大きな傷は脳、肺、そして下腹部の裂傷、下腹部に関してはバッサリと切り裂かれていて内臓がほぼ機能していない状態にまでなってしまっていて、放っておけば確実に失血死は免れないだろう。
内臓の機能回復はいかにグリーダと言えども流石に短時間で出来るほど治療に精通しているわけではなく、あくまでも延命治療を施した上でとにかくこの場で命を繋ぎ止めることに専念していた。
「とにかくおおよその止血は完了ね、脈拍は安定しているし呼吸も止まっていないからひとまず一命はとりとめたわ」
「ま、まじか...」
「でも本番はここからよ。これで即座に死ぬことは無いでしょうけどちゃんと治療しないと後遺症が残る可能性が高いのよ」
グリーダはそう言って魔力をさらに流し込み、ここからは細かい箇所を順番に治療していく。
「契約魔法を施していれば楽だったのだけど、少し後悔しているわ。まだ失うには惜しい逸材だもの」
「この人、そんなにすごいのか?」
「ええ、本当に申し訳ないことにかなり私のために頑張ってくれていたわ。この建物も彼女が作ったものなのよ、せっかくだし治療と並行してこの子の説明でもしましょうか」
応急処置は一応完了したことで精神的にも余裕がもてたのか、グリーダは倒れている女性について話し始めた。
「彼女はエリシア、私がこの世界を管理している裏で治安維持を目的としてとして《十ノ頂》公認で発足した《アリアドネ》という組織の統括よ。ちなみにここは《十ノ頂》や《アリアドネ》の候補を育成するための養成機関であるライブラなのよ」
「そ、想像以上にとんでもない人だったんだな...」
あまりに突然の事を言われたせいでザインは唖然としてしまい、想定以上の大物と分かり目に見えて萎縮してしまっている様子だった。
「ま、この子も私が拾ったのよ。昔人間族の王宮でのパーティーに呼ばれてね、そこでこの子はメイドとして働いていたのよ」
内蔵の細かい損傷を塞ぎつつ、筋繊維を丁寧に繋げながらグリーダは説明を続けた。
「そこでかなり魔力の才能があったことに気がついて私が買取ったのよ。もちろん強制的にではなく本人の意思も確認した上でね」
「なんか思ったより出会い方が普通だな」
「でしょう?でもその才能はしっかりと本物でね。恐らく単純な戦闘能力なら現《十ノ頂》でも勝てるのはナーマかガルムくらいでしょうね。ジークは...暴走した時点で簡単に手玉にとられるわ」
表面上の傷は問題なくほぼ全て完治し、あとは体内出血の治療と内蔵機能を回復させるのみだ。
「っと、突貫工事で傷を繋げただけだけれど意外とどうにかなったわね。けれどこれ以上は本人の免疫や治癒力でどうにかするしかないわ」
「ああ、グリーダと感覚共有してるからわかるが、傷が完全に塞がっても身体機能がまだ再稼働してないな。恐らく下半身はしばらくの間まともに動かないだろ」
「...でしょうね、でも死ぬよりマシよ。治療も済んだしここでエリシアは寝かせておいて私達も前線に戻るわよ」
感覚共有の魔法を解除し、グリーダは風の魔法で自分とザインを加速させザインは改変魔法で壁に穴を開けてそのまま外へ超速で飛び出した。
「って!おいやりすぎだ死ぬ!」
「平気よそのくらい。歯食いしばりなさい」
風の推進力で爆発的な速度で乱戦状態の中2人で飛び込み、やがて地面との距離が近づいてくる。
「っくそ!」
地面を軟化し何とか衝撃をやわらげ不格好な体勢ではあるが何とか着地、グリーダの方は魔力制御で風を自身の周りに発生させて難なく綺麗に着地していた。
「し、死ぬかと思った...」
「ザインはとにかく救助を優先しなさい、私は片っ端から叩いていくわ」
グリーダの背中から巨大な蝙蝠のような羽が現れ、紅い魔力の奔流を纏いながら敵の大群に向かって突撃して行った。
「っておい、もういねえし」
あまりにも速い動きに呆気に取られて少し反応が遅れ、無数の魔力の塊がザインの真上から降り注いできた。
「ちっ、飛行型か...」
およそ数は10体前後、ザインの方に正確に魔法を放つその姿を見るに明らかな連携が見て取れる。
ザインは複数の魔力弾を全て躱し切るのは無理だと判断し地面を隆起させ金属に改変、それを何層にも作り出しいくつかは防ぎつつ近づいてきたものは剣を作り出し弾き飛ばす。
「よお、遅かったな」
突然炎が天高く上がったと思ったら、ザインの目の前にガルムが現れて肩を叩いた。
「ああ、グリーダに呼び出されて治療してたんだ。誰だか知らないけど偉い人っぽかったな」
「それって女か?」
「ああ、そうだが...」
ガルムが少し考える素振りをし、直ぐに思い当たったのか顔を上げた。
「エリシアだろ?グリーダから聞いたんじゃないか?」
「よく分かったな」
「ま、会ったことはあるからな」
ガルムとエリシアは面識があるようで、直ぐに察して納得したように頷いていた。
「ザイン、戻ってきたなら攻撃よりも安全確保を優先して。これ以上犠牲が出るのは不味い」
上空で複雑な軌道を描きながら切り刻んでいたナーマが素早く着地して来た。
「今の被害状況は?」
「言うほど死人自体は少ない。でも守りながら戦えばこのままだと不味い、だから改変魔法で戦えない足でまといをさっさと隔離して」
「あー...そうだな、了解」
空中でしれっと敵を蹂躙しているナーマに驚きつつも、言われた通りにザインは地下空間を作りながら目につく人達を次々と下へと隔離していく。
突然地面が沈み周りが大きな混乱が起こっていたが、そんな些事よりもまずは身の安全が最優先で躊躇なく全員を地下へ放り込んでゆく。
「上出来だ、巻き込まれたくなきゃ下がってろ!下手すりゃ死ぬからな!」
足でまといがいないことを確認するがいなや、ガルムは無遠慮に剣を大振りで一薙ぎし巨大な炎の塊が建物の前の広場を埋めつくし並み居る敵を蹂躙していく。
「こっちまで巻き込まれかけた...危うく髪が焦げるところだった」
辺り一面焼け野原の光景を眺めながら咄嗟に跳躍で上空に避難していたナーマが戻ってきて愚痴っていた。
「他のみんなは心配いらないわよ。ジークとジェノは巻き込まれたらシャレにならないだろうから障壁で守ってあったし、ミリアとグランは自分で障壁作れるからタイミング伝えて各自防御してたわ」
「お、サンキューグリーダ」
単独で駆け回り戦闘していたグリーダもザインの近くまで戻ってきてみんなの無事を伝える。
残る敵の数は最初と比べればあまり多くは無い、油断は無いが皆の顔からは切迫したような雰囲気は消えてどこか余裕が戻ったようだった。
「ねえ、ひょっとして私完全に忘れられているの?」
「うおびっくりした?!」
突如ザインが肩に手を置かれ、飛び上がる勢いで驚いたがすぐに相手がベルナードだと分かり取り乱したもののすぐに元に戻る。
「まあねえ...あなたの場合そもそもちゃっかりザインの魔法に便乗して地下に降りていたでしょう?というよりも地下から設置型の魔法で逃げられないように足止めしていたのでしょうけど」
「やっぱりグリーダにはバレるわね」
こっそりやっていたつもりでいたのだが、あっさりと看破されてやれやれと肩をすくめるベルナード。
こころなしかグリーダは少しドヤ顔だった。
「流石に犠牲ゼロとは行かなくて少しばかり心苦しくはあるけれど、ここまで迅速に対応出来たのはかなり良いわね。それに奴らにガルムの全力が通じるというのはかなり有効な情報ね」
「そういや前に森で戦ったヤツらには苦戦したんだったか?今回のは大分弱いが」
「そうねえ...あの時のと強さ自体は変わらないでしょうけど、あの時のメンバーだと硬すぎてまともに損傷を与えられなかったのに比べてガルムの炎の場合は硬かろうが関係なく内側から燃やし尽くして倒せたんでしょうね」
実際に、倒れた魔物の死体を見ると目立った外傷はなく熱によって死んだ事が分かる。
「物理的、魔力的にも耐性が高いからな。前の戦いだとミリアとジェノが本気でぶん殴ってもあまり効いてた様子もなかったんだよな」
「でしょうね。ただ殴って倒せるなら襲撃してきても私たちが出るまでもなく返り討ちだったわ。ここって一応未熟とはいえ戦うために育てられたエリートが沢山いるのよ?そう簡単に壊滅するようなヤワな場所じゃないわ」
「そういやそれっぽいこと言ってたな、《十ノ頂》の候補養成施設とかなんとか」
「一応はね、でも現状のメンバーは全員ここ出身じゃないわ。みんなそれぞれ別の形で出会っているのよ」
「そんなこと話してる場合じゃない、大幅に減ったとはいえまだ多数残ってる。雑談したいならさっさと片付けた方がいい」
話が脱線しかけたがナーマが一蹴して即座に残った敵に向かって跳躍、あまりにも速い速度で跳んだせいで衝撃波によって地面がえぐれるほどで瞬きの間に距離を詰め、白い彫刻のような魔物は次の瞬間には真っ二つになっていた。
それに負けじとみんなも残りの魔物を掃討し、犠牲は出たものの比較的軽微な損害で襲撃を収めることが出来た。
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「おー、やってるねえ」
上空から様子を見て感心したようにリザリーが頷いている。
(グリーダから頼まれてこっちに来てはみたけど...これは偶然か、はたまた誰かに仕組まれたものか)
苛烈極まる乱戦でここまで被害を抑えることはそうそうできることでは無いと容易に分かるほど、死体の数が少なかった。
「色々と不安要素があるから話を通すって事だったけど、これなら私がわざわざする必要も無いかな」
リザリーはここで大規模な襲撃が起こっていたなどと一切知らなかったが、偶然にもタイミングが重なり丁度《十ノ頂》メンバーが到着した頃にライブラ上空を通りかかった。
「ま、グリーダがいるならどんだけ敵が強かろうが対処不能になるってことは無いだろうけどさ...」
リザリーはそう言いながらゆっくりと後ろを振り向きニヤリと虚空に微笑みかけた。
「龍鱗閣」
突然金色に光る無数の欠片が宙を舞い辺り一面を覆いながら広がり巨大な八芒星の形の結界となった。
「バレないと思った?それともわざと私の気を引こうとしたのかな?結局のところどっちでもいいけどさ...目障りなんだよ、これ以上掻き回されるのはさ」
リザリーは一方的に語りかけるが姿は見えない、結界で閉じ込めた存在は一切の反応も見せずただ黙っている。
「ムカつくんだよね意外と、こうやってしてやったりな感じで手玉に取られるのがさ。だから私もやり返すことにしたよ、今回襲撃されたことを知ったのは偶然だけどあんな事するなら私だって本気で乗り込むよ?」
最近の不審な出来事の連続、かなりの不安要素が未だに払拭されない状態でかなりイラついていたリザリーの目つきがどんどん険しくなっていた。
「もういい、そこまでダンマリ決め込むならさっさと死ねよ!愚図が!」
空中に拳を突き出した瞬間、巨大な爆発が起こり結界内全体が光に包まれた。
しかし、見えない何かがリザリーの肩へ衝突し勢いで少しだけ後退したが一切傷はなく、忌々しげに目の前を見据えた。
「隠蔽魔法はベルナードだけの専売特許じゃないって事は知ってるけど、魔力ダダ漏れでそんな魔法使ったところで大した意味ないでしょ。私の事バカにしてるの?」
最初の一撃で殺すつもりは無かったが、こうもあっさりと防がれるとはリザリーも思っておらず機嫌がさらに悪くなっている。
「あそこの生徒、割と可愛げあったんだけどな...あんたらのせいで台無しだ。せめて八つ当たりに付き合ってよ?」
リザリーの展開した特殊な結界内で幾重にも光が迸り無数の衝撃波が駆け回る。
しかし、不可視の何かからの攻撃は無くならず気配も魔力も感知できるがまるですり抜けるようにリザリーの攻撃が当たらない。
「ッチ、幽体化か。実体のない状態ならいくら攻撃しても意味無いってところだよね。しかも魔法での攻撃は出来るから一方的に干渉できるわけか...」
既にリザリーは心底苛立っていて、もうどうやって殺してやるかしか考えていなかった。
「なら、物理的なやつ以外なら通るわけか。私が拳一辺倒だと思って油断してるみたいだしちょうどいいかな」
リザリーは動きを止めて目を閉じた。
あまりにも無防備で何度も攻撃されているにも関わらず微動だにせずただ静かに佇んでいた。
「金絶 解禁」
ドクンッと鼓動が結界内に広がり、リザリーの纏っていた魔力の色が一際濃くなり限界まで圧縮され手の平には黒い魔力となって渦巻いていた。
「限界まで魔力を圧縮するとどんな魔力でも黒くなっちゃうんだよね。まあそんな事言っても意味無いか...もう長引かせる理由もないし死んでよ」
ポイッと放り投げ黒い魔力が膨張し結界内全てを覆い尽くし魔力の粒子が超高速で暴れ回り、幽体化している敵の肉体をグチャグチャに掻き回していた。
「物理的な攻撃は効かないけど、純粋な魔力を透過するには別の魔法が必要なんだよね。残念でした」
何でもないようにそう言って龍鱗閣を解除し、黄金の空間は消えて綺麗な夜空に戻った。
「へえー、非実体型の個体まで倒すんだ。想像以上に強いんだね?龍皇さん」
「いつから見てたの?というか誰?」
長い茶髪が空になびく、可憐な女性がそこにいた。
見た目は二十歳ほどで大人な雰囲気ではあるが童顔でとても強そうには見えず、にもかかわらずリザリーは警戒を強めてじっと睨んでいる。
「あんたも敵なの?」
「うん、そっちからしたら敵...になるのかな?」
なんとも歯切れの悪い返事をしながら表情は明るくまるで友達にでも話しているかのように馴れ馴れしい。
「敵なら容赦しないからね。さっさと死んでよ」
「あはは、馬鹿だなぁ。無警戒にこんなとこ来るわけないじゃん」
リザリーが急接近し無造作に放った拳をするりと避け笑いながら返す。
「まー、いい実験になったよ。あ、そうだ。最近入った新人さんに渡しといてよ」
「渡す?何言って...!」
「まーまー、別に罠を仕掛けたわけでもないし本当にただのお手紙だからさ。ただ1つ伝えたいことがあっただけだよ」
そう言って謎の女性はリザリーの前から光となって消えた。




