これは勇者ですか?
side魔王
「余裕がなくなってきたみたいだな」
「ぬかせ」
実際押されている
勇者の剣が私の魔法を切り、その爆炎に乗じて接近してくる
(まずいっ)
「もらったぁ」
足に剣が刺さる
痛覚を消しているとはいえ骨を砕かれてうごける生物はスライム位だ。あれに骨はないからな
「強かったぜ他と比べりゃな」
剣が振り上げられ首に向かって振り下ろされ・・・なかった
キンっ
勇者の剣が弾き飛ばされる
「なに」
「おい」
横から突如として声が上がる
そこには死んだはずの友人と知らない人族が立っていた。
sideマガツ
走る。ただただ、走る
風が頬を押す
「ゲイルこの壁壊してもいいか」
「こんな状況だ構わん。ぶち抜け」
「よし。こい、静寂」
大弓がマガツの左手に現れる
「本当に便利だな」
「強奪者の矢。硬さを貰おう」
壁の硬度が消え崩れる
「おい、あれ魔王か」
「そうだ」
まだ生きていたことでほっとしたらしい
「って負けてんじゃん」
「おい助けろ!」
「言われるまでもないわ」
剣が振り上げ首に向かって下げられた・・・より速く巨斧が剣を弾く
「なに」
「おい」
勇者と魔王が固まる
「・・・なんだ勇者ここで帰るというなら見逃すが」
「おっお前、なんで生きてる」
「久しぶりだな、飯田」
「真月か・・・帰るわけないだろ」
「じゃあ1対1で決闘でいいか」
「受けてやる」
「じゃあ剣を取ってこい」
「後悔すんなよ」
「ゲイル、審判頼む」
「ああ」
「あっあのさゲイル彼は一体」
「細かいことは後ほど」
「魔法、武器の使用可能です。では・・・はじめ」
「くらえ【エクスカリバー】」
「こい、神器 【破滅の時をすべる終末の魔刃】」
右手に3メートル位の深紅の大太刀が握られている
「お前も出せるのか」
「お前こそな」
勇者の剣が振り下ろされるが居なされ弾かれる
「このっ」
何度も剣を振るうがすべていなす
「もういいか」
剣が振り下ろされた瞬間に神器の技を使う
「『狭間の焔』付与『ディストラクション』」
カンっ
勇者の剣が半分に折れ灰となる
勇者が茫然としている
「俺の勝ちだ。」
「待て殺す気か」
「勿論。」
「あの時見捨てたときの事なら謝る、い、命だけは」
「あの時の事は関係ない。ただ俺の邪魔をしたからだ。じゃあな」
オウカの剣が首をとらえる。そして・・・
「オウカ。魔王様に紹介したい。ついてきてくれ」
「そう言えば魔王は」
「ああそうそうお前の顔を見た瞬間顔を真っ赤にされて私の部屋に連れてこいとだけい言われて転移されたが」
「逃げたの?」
「そんなわけない。魔王様は・・・おっと、ついたぞちょっと待て」
数分後
「入れ」
「おじゃましまーす」
目線があった瞬間頬が火照ったことがわかった
「うあぁ、えっとオウカさんでいいんだよね」
「あぁはいこんにちはえっと・・・」
「ヴァルミリア・ドライです」
「ヴァルミリアさんですか。」
「ミリアでいいですよ」
「じゃあみ、ミリア」
「///・・・はっ」
「顔真っ赤ですけど大丈夫ですか」
額に手を当てて言う
「あまりにもか、かっこよすぎてってひゃぁぁ何言ってんだ私のばかぁ」
なにこの可愛い魔王
「あ、あのマガツさんこそ何考えてたんですか真っ赤ですよ」
「いやミリアが可愛すぎて・・・何言ってるんだろ俺」
「あの~私空気」
「「はっ」」
や、やっちまったぁぁぁ
この後2人は恥ずかしさのあまり頭を抱えていた