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ハガネキ 〜彼女はメタルでハガネのやべー奴〜  作者: 爆散芋
3章 家に帰ろう 寄り道腕自慢大会編
67/202

63ネキ 必殺仕置きネキ、

 前回のあらすじ


 メイド。 覚悟完了。



 あとおやつ(腕)喰ったら存外満足した。




 ――――



 ててん! (謎の小太鼓の音)


 場面は変わり。


 現在の状況は風呂上がりでほこほこしながらパンイチで首にタオルを掛けてるだけの椅子に座って、足組み腕組みのくつろぎモードのタマと、完全復活したマリエ。


 ─そして、タマの目の前で正座させられているロッジ。


 隠し部屋のマイルームは魔力路系統が独立しているので、問題なく風呂シャワートイレ冷蔵庫が、使用可能である。ベンリ!


 平たく言うと災害対策で別途に発電機があるアレ。


「んくっ……んくっ……っぷぁ! あ゛〜やっぱり何処の世界でも風呂上がりの珈琲牛乳は最高だな!」


 一息に瓶の半分ほど呷り、瓶の頭を摘んで、ちゃぽちゃぽと中の液体を揺らして楽しむタマ。


「あの……タマさん、申し訳ないんですが……青少年にその格好はキツいんで、その……」


「おおん? 人様を糞と卵塗れしたのにま〜だそんな文句でんのか? 大丈夫だ。今さっきマリエちゃんに用意して貰ったカウンターがあっから、

 “おっきっきカウント”と呼称して俺に怒られてんのに良くない反応したらカウントしてもらってるからな」


「それって……交差点にパイプ椅子置いて通行量数える人が持ってるヤツですよね? 今僕の後ろに居るマリエが持ってるの」


「YES。マスター」


「こう、普通ステータスウィンドウみたいなもので出ません? そういうの。アナログ過ぎじゃないですかね?」


「あるもんで我慢せーや。俺はお前と違って何でも出せるわけじゃないんだよ」


「いやそれも僕が出したんですが……」


「つべこべ煩いですよマスター。調子に乗って自分の使ったティッシュも投げつけるマスターが悪いと思います」

(カチチチチチチチチチチチチ……)


「カウントが凄い速いよ! なんでぇ!? 親指残像凄いやん!」


「……は? 今、使用済みティッシュとか聴こえたが? おぉん?」


「ヒィー! 違います違います断じてシコッティなどではありません! 鼻かんだヤツとかそんなんです本当です信じてください!

 後本当に服着てくださいお願いします! カウントがもうさっきから加速してるんです! 溜まったら俺どうなるんすか」


「ころちゅ♡」


 顔上半分に影を落としてニッコリとタマ。


「あばばばば……」


「申し訳ありませんタマ様……マスターが何でもしますのでどうかお気を鎮めてくださいませんか?」


「ん? 今何でもするって言ったよね?」


「ええはい、何でもします。マスターが。あ、カウンター3周目に入りました。いかがなさいますか?」


「うーん有罪(ギルティ)。怒られてんのに欲情するなんて許されざるね。と、いうことでカマリエラ君、命令だ。俺のお仕置きを手伝いなさい」


「YES。サー」


「八百長だぁぁぁぁぁぁぁ!」


 ロッジの悲痛な叫びが部屋に響く。


 〜タマお着替えちう〜


「さて、体も良い感じに冷めたし、やりますか」


「撮影機能ON、内部映像データに記録、いつでも可能です」


「裁判長! 質問宜しいですか!」


「なんだね、うんこ大好き丸君」


「うんこ丸!? 何故僕だけ裁かれるんですか! 後マリエなんでそんなノリノリなんだよぉ! 僕の味方でしょ君!?」


「部下の責任は上司の責任。俺の大事なお洋服駄目にしやがってよー。本来ならふぐりにメンタム塗ってるところなんですが! 君の部下の覚悟魅せてもらったんで、情状酌量の余地有り。と、あんな格好良いことできる奴亡くすのは勿体なさすぎる」


「お褒めに与り光栄にございます。下痢丸なマスターですがそれでも私の大切なマスターなので何卒命だけは……」


「なーに。アンタのお願いだ、殺しゃしねえよ。ただ鬱憤晴らすだけさぁ」



「助けてぇ! アンパ○マーン!」



「さて、とりあえずは。ほいっとな」


 土下座しているロッジをおもむろに抱っこするタマ。


 但し抱っこは抱っこでもM字開脚抱っこである。


「うわぁぁぁ!?」


「ああ……マスター、なんとおいたわしや……」


 ハンカチを目に当て嘆くマリエ。 勿論録画機能はハイクオリティモードで起動してある。


「ほーら、いい年こいた男が美人のお姉さんにM字開脚抱っこだぞ〜?」


「ほぎゃあぁぁぁ! 殺せぇ! 殺してくれー!」


 腕ごとガッチリとロックしての抱っこなので顔を隠すことは許されない。5分ほど撮影した後、タマはカマリエラが用意していた拘束具にロッジをしばり付ける。



「どっから持ってきたのコレぇ!?」


「マスターのポイントをお借りしまして転生者用の拘束具を取り寄せました。タマ様、ご注文の小麦粉と優しいコンプレッサー、用意できてます」


「うむ。ご苦労、カマリエラ君。では変形させたまえ」


「YES。サー。 ポチッとな」


 マリエが懐から出した赤いボタンが一つだけのリモコンをポチると、ロッジを固定していたマシンが可変!


 ガッキンガッキンブッピガァン!

 四つん這い(ヨツンヴァイン)の体勢になる。



「え? まさか、その小麦粉と……コンプレッサーって……」


「尻から小麦粉を噴射してもらうよ。君には」


 暗黒微笑のタマ。と、オマケのカマリエラ。


「それだけは、それだけはぁ! マリエェェ!今からでも間に合う、嘆願して棄却してもらってくれぇ!」



「くっ、許してください、プスッ……マスター……わ、私はマスターの命のためにこの方の命令に逆らえないので……プスススー」


「めっちゃ楽しそうなんですけど!?」


「お許しください、マスター……ああ、尻を突き出しておいたわしや……」


「カマリエラ君、そろそろ執行したまえ」


「ハイ! ヨロコンデー!」



「やっぱりノリノリじゃないか! や、やめ、うわぁぁぁ!」




 ズヌン♂


「ッあふっ」



「小麦粉を投入後、空気漏れに注意して優しい圧搾空気。注入開始せよ」



 ドルルルルルル……


「らめぇ! おにゃかがァ! おかしくなりゅうぅぅ!」



「空気注入、完了しました」


「あ……あ……耐えろ……耐えるんだ……僕の肛門括約筋……」



「うむ。腹パンしたまえマリエちゃん」


「はえっ!? ちょ、ま!」


「了解。サー」



 ドムン!



「おアッーッ!」




 ボッフゥゥゥゥゥゥーーーーー!






「へっ、汚ねえ花火だ」




 仕置き、完了である。


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