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ハガネキ 〜彼女はメタルでハガネのやべー奴〜  作者: 爆散芋
6章 すったもんだシンシア
196/202

158ネキ そうだよな誰だってそうする俺だってそうなる

 前回のあらすじ


 追撃! トリプル太郎!(デデデーン! デュルルルン!)





 と!


 前回貰ったコメント。


 読<「タマさんかお芋書けさもなくばサンバのリズムで民謡をタップダンスしてケツタネットでリンダリンダするぞ」


 アッハイ書きます書きます。



 ーーーー




 ハロー! アイアムあpotato!


 良い子のみんな、久しぶり!


 そう。芋だね。 昨今のご時世さ〜、雑草でしょ? アルラウネでしょ? スライムでしょ? 蜘蛛でしょ?


 そんでもって大概見た目うるわしゅ~~くなるじゃん? なるよな? OKなるな!


 なるんだよ。 別にそれは良い。



 で、 おれ? ハハッ。



 な〜にが人型じゃい! そんな恵まれた見ためしよってからにこちとらじゃがいもじゃボケェ! 羨ましいわよ! アタイ嫉妬しちゃう!


 整った顔立ち? そんなものねぇよ大地の恵の象徴と言わんばかりの豊満じゃがいもボディじゃい!


 艶やかな魅惑の手足? そんなものねぇよシャキシャキのもやしの様な手足じゃい!


 魂が野菜と同化した? 同化って言うかもう野菜だよ! どうかしてるよ!


 転生とかさぁ〜? こんなん我が身に降りかかるとか思う訳ないじゃない?

 ゲームとか漫画で楽しむ分で十分なんだよォ!

 特に徳を積んでた訳でも無いし異世界行ったら無双してぇ~とかそういうお年頃でもないんだしさぁ……


 ……ハッ!?

 よもや存在するけど御伽噺に収めて認知だけ広めておくとかさては天才か?


 神か。 神かよ。 神だったわ。


 じゃし……ん〜、いやでも急っちゃ急だがどっかの全てのポキモソと出逢え……とかいう神様みたいに戻れないとか云々きちんと説明してくれて面白能力工面してくれたからまぁ良い方か〜。



 野生の食うか食われるかはスリリングと言うか御免こうむるがもう適応と言うかやっぱ人類は武器だよ武器。 竹槍は全てを解決する。


 いや俺根菜だけどね?


 そんなこんなで閑話休題。


 悠々自適に生活してたらあら可愛いエルフっ子と遭遇したわけよ。


 ほんとに耳長ぇじょん。 すげ〜。



 野菜生活もそのまましても良いがなんか打ち解けたし面白そうだからエルフの里にごあんな~いって訳よ!


「おいも、さっきからその何処に向けてるか分からない独り言なんなの?」


 ああいや、せっかくだし前回のあらすじとかそんなん。


「ええ……?」


「ま、特に意味は無いです」


「ないんだ……」


「はっはっはっ。悪いねお嬢ちゃん、乗せてもらって」


「いやおいもその気になったら結構早いんでしょ?」


「バッキャローイ! こう言うのは美少女の肩にお邪魔しますってのが相場で決まってんだるぉ!? だからお願いしますよどうかのこのとおりやればできない事ないけどめんどくさいじゃん?」


美少(びしょッ)……まぁ重くも何ともないから良いんだけどさ、……めんどくさいって言った?」


「言った♡」


「はぁ~一瞬でも精霊様だとか思ったの恥ずかしいわ……」


「そんな高尚なものジャナイカラネ、シカタナイネ」


「里の皆になんて説明しようかしら……」


「見て見て~♡ 可愛いペット拾ったの~♡ 時折仰け反ってワサワサ走って可愛いんだ〜♡ でイけるじゃろ」


「イケるか! ってワサワサ?」


「よいしょ、えーとなー……こう!(ワサササササ!)」


「ピャッ!? 思った以上にキモイ! 足? 沢山生やすのヤメテ!」


「よっこいせ、な? 完璧な作戦だろ?」


「サッキノジョウタイデゼッタイカタノラナイデネ? 完璧も何もそれ私が頭おかしく見られるだけでは?」


「おっそうだな。フォリアちゃんいい趣味してるね」


「あんたじゃろがい!」


「フォフォフォフォ……まぁ普通に紹介してくださいよ」


「そのやたらこだまするカニみたいなポーズで笑うのなんなの……」


「様式美」


「ええ……?」


「なんならお部屋の鑑賞植物としてでも3色昼寝おやつ付きで飼ってくださいよ、場所も取らないしなんならアロエに代わってお悩みも聞いてあげられますよ」


「アルゥロエ?」


「なに此処だとそんな呼び方なの? アロエ」


「お芋の言ってるアロエが私の思ってるアルゥロエかはわかんないけど……トゲがあって緑で中がゼリーみたいになってるヤツ?」


「Theアロエじゃん。そう、それの代わりになりますよ僕」


「いやちょっと要らないかな……部屋に入らないし」


「これくらい?(自信を指さしながら)」


「あれくらい(近くの大木を指さす)」


「あ〜結構おっきくなるんすねぇ……」


「下手したら食われるわよ」


「動くの!? コワイ……」


「アンタも動くわよね?」


「そうだったわ」


「はぁ〜よく喋るわねアンタほんと」


「お友達居なかったからね、ショウガナイネ。フォリアちゃんはもうお友達。……だよな? そうだよな? そうだと言え」



「あ〜ハイハイ友達! 友達だから圧かけないで!」


「よろしい、では引き続き行きなさいフォリア君、里は近いのだろう?」


「とんでもないもの拾っちゃったかしら……」


 ーー


「着いたわ、此処が私達の住む所、コペンタの里よ」


「エッソレは……マジ? (ドン引き)」


「? どうしたのよ」


「いやお里の名前が……ねぇ?」


「名前も何も昔からそうだわよ」


「つ、ついでに他の里とかあったら聞いても……良いすか……?」


「え~? 此処でしょ? “ペキズェ”でしょ、テュルペタ……ウィタマナ……」


「アッアリガトウゴザイマス。 ひで……すげぇな。そういうの名前つけた人いる?」


「居るって言うか居たじゃない? 確かず~っと昔に開拓者のナシマサムネ・マイって人がエルフと一緒に此処を作った時に古代言語から取って名付けたとからしいわよ?」


「つ、罪深けぇ~~……」


「? 別に悪い事してないじゃない?」


「そ、そ、そうだな。ヨシ! 俺は何も聞かなかった。改めて……へぇ〜ここがエルフの里か、テーマパークに来たみたいだぜ、テンション上がるなぁ~。そうだろ? ナポリタンにピラフ?」


「いや誰よナポリタンにピラフって……てぇまぱあく?」


「いや俺もそいつら知らない……誰?」


「知らんのかい!」


「テーマ云々は楽しそうなとこ的な感じ、はぇ~しっかし本当にこうやって見るとでけぇ木に家が付いてるとThe、エルフ! 感がすげぇなぁ~」


「感も何もエルフなんだけど? とりあえずポーチの中にでも隠れててよ、いきなり皆に見せるの説明考えてないから面倒だわ……」


「ククク……お困りの様ですねぇお嬢さん」


「親とか友達に おしゃべりする芋をひろいました! とか急に言われたらアンタどう思う?」


「えッどうしたの急に頭でもぶつけた? たんこぶ出来てない? 熱あるかもしれないからとりあえずお家に帰って寝よ? って言うな」


「ホントね! そうよね! じゃあ大人しくしててね!」


「うむ、フォリアちゃんいい子なのに頭がちょっとアレだと思われたら可哀想だからネ」


「やっぱ今からでも元の場所に帰そうか?」


「ダメ! ステナイデ! きちんと面倒最後まで見るっておいもお母さんと約束したでしょ! 根菜虐待反対!」


「誰がお母さんじゃい! ほらもう行くから大人しく─



「あら? フォリアちゃんじゃない! 久しぶり~! どう? 里の皆元気にしてた?」


「えッあっこんに─スマシュ姉さん!? スマ姉遠くに行ったんじゃなかったの!?」


「用事終わって暇になっちゃったから里も近いし様子見に帰って来ちゃった!」


「え~ホント!? リフ姉も仕事忙しくて帰って来ないし最近寂しかったんだよ~!」


「お~よしよし♡ 特に用事もないし暫くゆっくりするから安心して」


「やったぁ!」


「はァ~てぇてぇなこりゃ……ありがてぇありがてぇ……フォリアちゃんや、そのリフ姉やスマ姉さんとは姉妹なのか?」


「ああいえ私とフォリアちゃんにリーフちゃんも本当の姉妹という訳ではなく従姉妹とかのそういうのでして……?」


「ああどうもこんにちは、スマシュお姉さんでしたっけ? わたくし おいも と申しまスゥ……」


「あらこんにちは! おいもさんですねこちらこそよろし─



「アッ(スマ姉との再開でコイツの事忘れてたァ~~……)」


「キィェァァァア!? おいもがシャァベッェタァァァ!?」



「おいフォリア君僕もうこれ見たよ」


「ソウネー」

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― 新着の感想 ―
[一言]  よっしゃ。  こうなりゃエルフの里の名産品の一つに、べったら漬を広めちゃろ。  んで、わざと間違えて“ぺ”ったら とか言い間違えていれば、ワンチャンあるで(ゲス顔)  ……って、既にべった…
[一言] さすが芋作品の読者 やっぱ類友なんやな
[一言] スマ姉さんタマさんで耐性ついてなかった!?
感想一覧
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