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ハガネキ 〜彼女はメタルでハガネのやべー奴〜  作者: 爆散芋
6章 すったもんだシンシア
188/202

154ネキ 灰汁なのか出汁なのかわかんねぇなコレ

 前回のあらすじ


 アクが強すぎるけどとったらすまし汁になっちゃうのでそのまま煮込(書き)みます。


 まぁ……ちょっとくらい煮物(作品)に雑味混ざっても……バレへんか……


 ーーーー


 移動! 休憩! 相談! (雑カット)


 現在作戦会議ちうなう。


「……で、その“ アカベコサソリ”ってのが海岸に増えたからとりあえず全部片付けようって話で良いのね?」


「大体そんな感じだギョ」


「どんな生物なのでござるか?」


「牛……まぁ虫の魔物ギョね」


「えぇ……? どっちなの?」


「お兄様、説明が足りませんよ……いわゆる(さそり)種の魔物なのですが獲物の牛を騙す為に見た目が牛っぽいと言いますか……牛っぽくないと言いますか……」


「こんな見た目してるギョ」


 太郎が懐から取り出した白板にサラサラと魔物の図を描き、ダイチ達に見せる。


 いわゆるまんまあかべこなのだが、まぁこまけぇこたぁいいんだよ!!(例のAA)


「あぁ〜あかべこにござるなぁ……」

「えぇ……? これに騙されるの?」

「へ〜こんなのいるんだ……」

「にゃー」


「頭に見えるのは尻尾だギョ、おしりが本当の頭だけどどっちも見えるから注意するギョよ〜」


「本来は海岸地域に生息はしていないんですけど、何故か最近ここ付近で爆発的に増えたらしく、ちょくちょく変異体も見るようになったので腕の立つ方々の増援をお願いした次第にございます」



「本来は居ない?」


「ええ、まぁそうそう騙されるものではないですし数も多くなく、生息域も沼のアルカリの森林……強いて言うなら……いやでも……」


「何かあるの?」


「ええ、体色の赤みを良くするために酸性の水に浸かる習性があるのですけど、海にはそんな所ありませんし……」


「ふーむ謎でござるなぁ……」


「原因が分からないギョねぇ……地底湖は関係ないギョだろうし……」


「は?」


「ギョ?」


「お兄様、今なんて言いました?」


「ゑ? 地底湖って言ったギョよ、たしか、昔っからあの海岸には浴びると激痛をもたらすけど耐えた物には力を与える“タンサンの泉” なるものがあるとか無いとか此処のホラ話であるんだギョよ〜、いや〜浪漫あるギョよね〜。ミーも男子なのでそういうパワーアップの話大好きギョよ〜」



「……魚太郎殿」


「ん?」


「それは実在するのでは?」

「いやあるでしょ」

「確定では?」

「にゃー?(わかってない)」


「……マジぎょ?」


「地図では何処辺りで?」


「ここになんか大きな洞穴があったのは覚えてるギョ」


「他には?」


「大きな洞穴はここ以外見ないギョね〜」


「では此処では?」


「……此処かぁーッ!? なんと盲点だったギョ!

 そしたら此処に行けばもう原因わかるギョね! 」



 胸を張って鼻息を荒くしている太郎の横で、静かに話を聞いていたしらこが太郎の肩に手を置き、ゆっくりと口を開いて話し出す。


「……お兄様お兄様」


「ん? なんだギョしらこちゃん」


「すこし屈んで頂いても良いですか? こう、私と同じ目線くらいまで」


「おっおっ、さては優秀な兄を褒めてくれるギョね!? さァカモンハグ&Kiss Me(ほっぺにちゅー)……おギョッ!? 痛たたたたた! ソコ(触角)はデリケートにゃのぉ! あっあっ! 取れちゃう! 取れちゃうぅぅぅぅ!?」


「お、に、い、さ、まぁ〜??? なんでそんな核心に迫る事を黙ってたんですかぁ?」


「おぎょぎょぎょぎょ、お、男の子には1つ2つ秘密の浪譚があっても良いギョよぉ〜……」


 ほぼほぼ円錐太郎となっていた引っ張る手がピタリと止まる。


「浪漫なら仕方ないですねぇ……」


「お、わかってくれたギョ?」


「でもダイチさんに指摘されて初めて気が付きましたよね?」


「うん!……おぎょぎょぎょ、とっ、取れる! ミーのイケメンポイントが取れちゃうぅぅぅぅ」



(イケメンポイントなんだアレ(触角)……(ケッタ以外のダイチ一行))


「うんじゃないですよ、うん! じゃ!」


「ノォーッッ!? アッアッもう駄目! 取れる! 取れちゃうぅぅぅぅぅッッ!!」



 スポンッ!


「あっ」「あっ」「あー」「にゃッ」



「取れちゃっ……たぁ…………♡」


「以後気をつけてくださいね♡」


 触角(赤いなんか)を引き抜かれ白目を向いて小刻みに震え崩れ落ちる太郎を蔑む目で見つつ、手に持っているなんか赤い玉を適当に放り投げるしらこ。


「……死んだにゃ?」


「いえ、人にわかりやすく例えるますと鼻毛を全部一気に抜かれるようなものなので……まぁ10分もすれば起きて来るでしょう」


(鼻毛みたいなまぁものなんだアレ……(ケッタ以外ダイチs))




「さて、宜しければもう少し打ち合わせを詰めても宜しいでしょうか……」


「あいわかったにござる。拙者は主に前衛を……怪我も多少は……」


「アタシは中後衛だけど近くても平気だわよ……」


「後後衛だけど別に近くも問題……あやっぱめんどくさいのでパスで……」


「あちしは……走ってぶん殴った方が早いのにゃ……」


「私はいわゆる魔法弾を撃つのが得意なのですが……後程見てもらった方が早いかと、あ、距離はあるに越したことはないですね……」



かくかくしかじかの打ち合わせのあと、太郎が目を覚ましたので一行は原因の発生地と思われる洞窟へと向かう事となった。


「いや〜なんかおじいちゃんが川の向こうから手を振ってる夢を見てたギョよ、すまんすまん」


「そのまま渡っても良かったですよお兄様」


「いやん辛辣ぅ♡」



(アレ(赤いなんか)いつの間にか生えてる……(ケ以外s))











追伸。

次回は番外編我慢できないのでちょっと寄り道するよ


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― 新着の感想 ―
[一言] >追伸。 >次回は番外編我慢できないのでちょっと寄り道するよ  これもタマネキをほっぽった話だし、番外編だと思うの(´・ω・`)  つまり次回は、番外編中の番外編。  ……ん~。  ド…
[良い点] ハ、ハ、ハ。さすお兄。鼻毛が抜けてもなんともないぜ! [気になる点] あかべこさそりは外骨格動物なのか、脊椎動物なのか。 さそりメインってことは外骨格?と言うことは民芸品そのままの漆塗り然…
[一言] 酸性で赤くなるって、リトマス試験紙みたい。 触角取れるって、銀魂のハタ皇子かな?
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