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詩集 迷い道

弱虫

作者: 小日向冬子

最初から無理だったんだよなんて

わかった風な口きいて


したり顔で語るのは

その実

言い訳ばかりじゃないか


未完成の自分すら許せない程度の

頼りないプライド


目に見える成果でしか

存在を肯定できない


それがそもそも

君の限界



反論しても無駄だよ

その足元はすぐにでも

あっけなく君を裏切るだろう


砂上の楼閣

いっそ壊してしまえれば

もういちど確かに始めることだって

できたはずなのに



弱虫

強虫

ダンゴ虫


固い殻で肩代わり

不都合な外界をシャットアウト


ねえ

それで君は

何に勝ったつもりでいるんだい?

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