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ぼくのいえ  作者: 玲於奈
9/66

あかちゃん教室

なし

「きゃさりんと

 ろーずが

 パパの

 そうだんにのって


 だから、

 いえがたてられたのよ。」


そう

ママにきいて、


ぼくは

びっくりした


12がつに


ぼくには

ないしょで


なんかいもなんども


パパとママは

あかちゃんをうむための

れんしゅうを


この

きゃさりんとろーずの

びょういんで

べんきょうしていたんだって


そういえば

そのころ

どようびになると


やたらと

ぼくだけで

さいたまばちゃんのいえに

いくことがおおいなって

そのとき

ぼくは

おもったけど


そういう

ことだったんだ


パパは

あかちゃんをうむとき

ママがどうなるのか

とか


どうやって

たすけてあげればいいのか

とか


あかちゃんがうまれたあとの

にゅうよくのしかた

とか


おしめのかえかた

とか


ママといっしょに

いろいろ

ならってたらしい


でもずっとまえ

ぼくがうまれたときも

おなじことを

ならったんだそうだけど



「ひさしぶりで

 すこし

 わすれてたんだ」


って


パパが

このまえ

ゆうしょくのあと

いっしょに

おふろにはいったとき、


ママには

ないしょだよって

こっそり

ぼくだけに

おしえてくれた



そのころ

パパは

いえのちかくで

あたらしいいえを

たてるばしょを

さがしていたんだけど

なかなかみつからなくて


じゅぎょうのあと

かるいきもちで


「いえをたてるところを

 さがしてるんです」


って


パパが

きゃさりんとろーずに

そうだんしたら


「そうなの」


っていって


しばらくして

パパに

れんらくがあって


「ここならいいわよ」


って


きゃさりんとろーずが

おおやさんを

おしえてくれたんだって


それまで

あたらしいいえのために

パパ

けっこう

くたくたになるまで

たてるばしょをさがしていて


それでも

だめで


パパが

もうすこし

とおいところに

しようかと

おもってたときで


はなしを

もらってほんとうに

うれしかったって


そして


それが

ぼくの

このあたらしい

いえ

なんだって


きゃさりんとろーずって

すごいよね

なし

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