医大
なし
ぼくがうまれたのは
だいがくびょういん。
さんいんから
バスで
5つ
いったところ
パパやママは
「いだい」
ってよんでる
なぜ
いだい
かというと
じぶんのいえや
さんいんで
うむひとは
きゃさりんとろーずが
めんどうみるんだけど
だいぶ
としも
としだから
ここしばらくは
さんいんのきんじょの
いだいや
ほかのびょういんにも
うむのを
たすけてもらっているんだって
きゃさりんやろーずだけでは
にんぷさんを
たすけるのは
ほんとうに
たいへんで
あかちゃんを
うむたすけをするひとが
たりないんだって
「あかちゃんをうむ
おかあさんが
たくさんきてくれて
うれしいんだけど
かなしい。」
って
きゃさりんが
ぼそっと
いってた
でも
「きゅうにはいってくる
とっても
せっぱつまったひとを
たくさん
たすけてるのよ」
って
まえに
ママがしずかに
おしえてくれた
そのはなしを
するときの
ママは
すごく
きっぱりと
その
しんねんは
すばらしいことよ
って
めだった
おばあちゃんせんせい
きゃさりんとろーずを
ママは
そんけいしているんだ
ぼくはそうおもった
たしかに
ふだんは
おしゃべりをけちらして
とってもうるさい
おばあちゃんの
ろーずも
そして
その
やかましいおしゃべりに
ちいさなこえで
ぼそっと
どくでかえす
きゃさりんおばあちゃんも
そういうときは
ひとのため
おかあさんのために
ほんとうに
いっしょうけんめい
なんだって
ママもそうだけど
だから
みんな
このさんいんが
すきなんだと
ぼくはおもった。
なし