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やきゅうのしあい
なし
まず
いえをつくった
ぎょうしゃのひとが
とらっくをだしてくれた。
まえに
かぐやさんに
いたんだっていう
ひっこしのぷろみたいな
おじさんがふたり
すごく
てぎわよく
ぱぱぱっと
ママのおおきな
ようふくだんすを
こわして
マンションから
はこびやすくした。
そうだよね
あんなにおおきかったら
エレベーターに
はいらない
パパも
「そうだよな」
ふんふんって
かんしんしてた
それが
ひとだんらくついたら
つぎに
てれびやら
せんたくきやら
いろいろながぐを
はこんでくれた
そして
あれよあれよって
あいだに
パパが
ぶろろろって
とらっくにのって
ぎょうしゃのひとと
いっしょに
あたらしいいえにむかった。
そしたら
こんどは
そのつぎに
きいろの
どうぶつのかかれた
とらっくがやってきた
きききっと
とまるなり
なかから
ばたんばたんと
みんな
おんなじふくをきた
なんにんもの
おんなのひとが
おりてきて
ふじんけいかんのひとみたいに
いちれつにならんだ
やきゅうのしあいみたいに
「おはようございます」
って
みんなが
そろって
あいさつして
そして
ひっこしがはじまった。
なし




