おおやさんにさっとう
なし
いえの
かんせいまで
もうあとすこし
まいにち
いろいろなさぎょうを
するひとたちで
ぼくのいえは
おおにぎわい
さいごのさぎょうで
パパに
いろいろ
きくひとが
おおいらしくて
パパは
さいきん
しかたないので
はやくかえってきて
げんばに
いっている
パパは
かえってきて
まず
ママに
かばんをわたして
くるりと
せをむけて
ママに
「げんばに
いってくる」
っていう
なんか
かっこいいよね
えいがのひとみたい
そして
そんなパパは
だいくさんみたい
そして
ぼくもこっそり
くっついていく
パパは
えきにいく
みちのとちゅうで
とつぜん
ぼくにきづいて
「おおっ」
って
おどろいてる
パパ
まいにち
おどろいてるんだけどね
でんしゃにのって
げんばに
ついたら
くろい
ちいさいくるまが
2だい
とまってた
そのまわりに
さぎょうする
ひとにはみえない
ぎんこうのうけつけ
みたいなおんなのひとと
ママと
おなじくらいの
かんじのひとが
あきちを
ゆびさして
なにか
はなしてた
あとで
えいぎょうのひとが
おしえてくれたのは
もちまきを
せいだいにしすぎて
すごおおく
このへんのひとに
ちゅうもくされて
それが
どんどんひろまって
おおやさんに
たくさんのひとが
「とちを
うってほし」
「うってくれないか」
って
たあああくさん
きたみたい
パパが
いえをたてなかったら
このとち
うってもらえるんだって
わからなかったみたい
あるいみ
パパはすごいね
でも
ぼくは
そのはなしをきいて
しばらくは
このあきちは
ぼくのいえだけで
いいなって
おもった
そのよる
おおやさんが
また
たおれたらしい
なし




