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ぼくのいえ  作者: 玲於奈
40/66

だんぼーる

なし

いえの

こうじがおくれる


えいぎょうのひとが

パパに

つたえた


パパ

ほんとうに

こまったかお


ママ

いつもおこらないのに

めちゃくちゃ

ぷんぷんしてる


ひっこしが

おくれる


まいにち

ひっこしのために

段ボールに

ものをつめてる


ぼく

おもったのは

ママのおなか

おおきくなってるのに

だいじょうぶかな


でも

ママがこんなに

おこるの


めずらしい


はやく


あたらしいいえに

はいりたいんだね


けっきょく

かいしゃ

えいぎょうのひとが

あやまって

がんばるってことに

なったみたい



にわも

できてきた


そんなにわは


プールみたいに

じゃりで

おおきなわくをつくってる

ここにみずを

いれたら

たのしいだろうな

おおやさんの

いけよりひろいぞ


でもつぎのひ


そこに

はいってたのは

みずじゃなくて

くろいつちだった

いっっぱいのくろつち


ぼく

こんなに

たくさんのくろいつちみたの

はじめて

がっこうのかだんなんかよりも

くろいつち

そしてたくさん


ママがここに

はなをたくさんうえて

にわをつくるんだって


「おひめさまの

ひみつのにわよ」


めずらしく

いっしょにきたママが


ほんとうにたのしそうで

ふふふって

わらってる


でも

またトラブルも

あったみたい


まえのひに

パパとにわをつくっているひとと

かどのところに

きをうえるはなしをしたのに


そこにはつちが

はいっていなかったんだって


パパ

なんかおこって

そこでショベルカーで

つちをいれてるひとと

はなしてる


いえを

つくるって

たいへんだね

なし

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