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ぼくのいえ  作者: 玲於奈
4/66

芸能人

なし

そとにでたら

たくさんのひと


ぼくは

すごくびっくりした


だってこのまちに

ともだちなんて

いないのに


パパなんて

うれしそうで


かたてを

あげて

ちょっとほこらしげ

パパはきっと

げいのうじんになりきってた

あるいは

パパのすきなマラソンの

金メダルとったひと

みたいにしたんだよ


ママは

それをみて

いえのげんかんで

おなかをおさえて

ぼくのあたまを

なでてくれた


どうやら

このたくさんのひとは

パパとかいしゃの

ひとが

いえをたてる

しきをしますよって

いえのまわりのひとに

おしらせしてくれたみたい


いまは

まちのなかで

おもちまきをするひとは

めったにないらしくて

それで

こんなに

たくさんのひとが

あつまったようだよと

あとで

かいしゃのひとがおしえてくれた


パパはかいしゃのひとと

いっしょに

いえのまわりを

かこっている

ぎんのかいだんを

あがっていった


いちばんうえまで

いこうとして

なんだか

パパがふらふらして

おかしくなって

やねのところまでは

いかないで

2かいにおりた


ママがうふふとわらった

そうか


パパは

たかいところが

にがてだったんだ


だいくさんが

いちばんうえにあがってくれて

みんなで

せーので

おおきなひらたいもちを

なげた


もちはおもいのに

ぴゅーっと

フリスビーみたいに

とんでいった


そして

それをあいずに

たくさんのおかしや

おもちが

あめのように

ふってきた


みんなが

ふくろをもって

おおいそぎで

ひろっているのは

みていて

とってもおもしろかった


ぼくも

めのまえにおちてくるのを

どんどんひろった


ときどき

しらないおじさんに

おかしをとられたことも

あったけど

めげないで

たくさんひろった


そして

しばらくして

おもちまきがおわった


パパがふっという

かおをして

かいだんを

おりてきた


ぼくは

なにげなく

とったもちをみたら

おかねがかみにつつんであった










なし

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