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ぼくのいえ  作者: 玲於奈
38/66

ピーマンきらい

なし

うろうろと

いえをまわって

2かいにも

いって

じかんを

つぶしたけど

だれもおきゃくさんは

こなかった


パパは

もうすこし

いたかったみたいだけど

けっきょく

かえることになった


そとには

おきゃくさんが

くるからって

かんたんに

つくられた

ちゅうしゃじょう


そこに

れんがが

やまのように

つんである

パパに


「あれ、なに」


って

きいたら


「げんかんまえに

 みちを

 つくるためのものだよ」


って

パパが

おしえてくれた


れんがをひとつずつ

げんかんまえに

ひいていくんだって

まるで

いしのパズル


おもしろそう

ぼくもやってみたい


そんなことを

かんがえながら

げんかんと

ちゅうしゃじょうの

はんたいがわ

にわのほうに

いってみた


ぼくのいえの

むこうは

あきち


というか


まわりはぜんぶ

あきち

ちらっと

おおやさんのにわも

みえた


そういえば

こないだたおれた

おおやさん

だいじょうぶかなあ


にわの

むこう

ざっそうのはえた

あきち


そこを

からすが

ゆうゆうと

くさっぱらの

なかをあるいてる


ずいぶんえらそう


そんなかんじに

あるいてる


とつぜん

きゅうに

へんなこえがした


「なんだ」

とおもったら


ぐわーぐわー

というこえ

そのこえは

ちゃいろのちいさな

とりだった


「へー」

って

おもって

ぼく

そのとりのあとを

おいかけてみたかったけど


パパが

ぎゅっと

ぼくのてを

にぎってきたんで

いけなかった


じつは

パパ

カラスが

すきじゃないの


パパ

ずっとまえに

はしってたら

こうえんのそば

なみきが

つづくどうろで

なんにもしてないのに

カラスに

きゅうに

おそわれたんだって


だから

パパ

カラスには

びんかんになってる


ぼくが

ピーマンがにがてなのと

いっしょかな


パパと

てをにぎって

そのとりを

じっとみてた

なし

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