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ぼくのいえ  作者: 玲於奈
33/66

はやうちガンマン

なし

きのはしごを

2かいから

おりていけば

なんか

パパが

こしに

だいくさんの

どうぐを

たくさんつけてる


リビングの

さぎょうばでは

だいくさんが

はっぽうのような

いたを

ぎこぎこきっている


いつのまにか

えいぎょうのひとも

わらって

やってきた

パパのすがたを

ぱしぱし

しゃしんに

とってる


「じぶんのいえを

 じぶんでつくる。

 なかなか

 できそうで

 できないですよ」


えいぎょうのひとが

ママに

はなしかけていた


ふふふと

わらうママも

きょうはめずらしく

こわいかおをしている


パパがしっぱいして

かべにあなを

あけると

おもってるのかな

パパ

ぶきようだもんね


もういちど

だいくさんが

すんぽうをはかって

よこの

ながさをきめている


どうやら

パパがさぎょうする

かべがきまり

じゅんびが

ととのったみたいだ



ドリルに

ねじがついてる

どうぐで


こうやってしますよ

って

いってだいくさんが

ねじをうちこむ


はやうちガンマンみたいに

ばしばし

ねじがはいっていく


「さあ、このように

 この

 よこあたり

 やってみてください」


たまのように

ねじが

たれさがってる

きかんじゅうみたいな

ねじうちき


それに

たれさがってるねじに

くせんちゅう


さらに

パパ

すこし

びびって

おす

ちからがたりない


そんなようすを

えいぎょうのひとに

とられてるパパ


さらに

ねじがでちゃって

だいくさんわらってる


「はじめては

 こんなものですよ」


ともはげましてる


でも

それにしても

パパがんばってる

そして

そのうちこつを

つかんで

うてるようになった


10かしょくらい

うって

パパ

ついにやめた


あとはだいくさんに

まかせますって


だいくさん

わらいながら

さいしょのねじを

ねじまわしで

まわして

ひっこめてくれた


ママがほっとしたような

かおをしてる


ぼくは

パパうまくなったから

もうちょっと

はやうち

ねじガンマン

みたかったなあと

すなおにおもった。

なし

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