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ぼくのいえ  作者: 玲於奈
28/66

じどうかいさつ

なし

ホームから

かいだんを

おりて

じどうかいさつ


ゆうがたになって

ひとがおおい


いままで

パパや

ママとは

でんしゃに

なんかいか

のったことがあったけど


ひとりで

のったのは

はじめて


じどうかいさつで

えきいんさんに


「ぼうや、どこからきたの?」


とか


「パパやママはどこ」


とか


いわれるかな

とおもったけど


ひとのながれに

のって

さっと

かいさつをぬけた


じどうかいさつに

きっぷが

ぼくの

きもちみたいに

すっと

すいこまれていった


かいさつをぬけて

さあ、

いそいで

いえまでかえろうと

おもったら


えきのでぐちに

ママがたってた


ぼくをみつけて

てをふって


「ほんとうは

 パパが

 くるよてい

 だったんだけどね」


そういって

ママはふふふと

わらった


パパは

でんしゃにまにあうと

おもってたようだけど

ママは

だめだってわかってたみたい

そして


「あかちゃんが

 うまれるまえの

 うんどうよ」


って

いって

ぼくと

すっとてをつないで

いえへのみちを

あるきだした


ほんとうは

バスでかえるのかなとも

おもったけど

きょうは

これでいいや

しばらくしたら

ママが


「パパにも

 ごほうびの

 ビールをかわなくちゃね」


そういって

またふふふと

わらった


なんだか

しあわせだった

パパしばらく

マラソンつづけるみたいだから

たのしみ


そうおもった。


なし

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