じぶんのみらい
なし
しばらく
えいぎょうのひとと
パパがはなしてて
だいくさんとも
こうじのうちあわせが
おわって
ぼくとパパは
えきにむかった
えきで
ぼくの
かえりのきっぷを
かって
それから
パパは
せんろぞいに
はしるんだって
でも
せんろぞいで
いまのうちまで
かえれるのかな
ぼくんちのそばに
せんろなんてないぞ
って
おもって
ぼくが
パパに
「せんろにそって
かえったら
いえにつくの」
って
きいたら
パパすこしにやっとして
とちゅうで
おおきなどうろに
ぶつかって
そのどうろぞいを
いくんだって
パパわらったけど
ぼくのしつもん
そんなに
おもしろかったのかな
でも
そのときは
ひとりで
でんしゃに
のることで
せいいっぱい
パパ
かいさつまで
みおくってくれて
どのでんしゃにのるかも
ホームもおしえてくれて
そしてパパと
わかれた
すこし
こわかった
このえきから
3ばんめ
かいそくは
とまらないえきなので
ややこしくなくてよかった
ぼく
ママのいる
じぶんの
まちにかえります。
でも
かえれるかな
でんしゃにのって
すわれるか
しんぱいだったけど
ゆうがたまえ
だったので
すわれた
ポッとみたら
とびらひとつむこうに
ぼく
くらいの
せいふくをきた
ランドセルの
こがいた
たって
まどを
みてるけど
なにを
かんがえてるのかな
おもわず
じぶんのみらい
みたいで
そばにいって
はなしかけたかったけど
なんか
あたまよさそうだったし
へんなこに
おもわれたら
やだから
やめた
でも
ちらっ
ちらっとみてた
そしたら
きづいたら
3ばんめのえきだった
しまった
あわてて
おりようとしたら
となりの
おばちゃんが
「きっぷ
おちてるよ
ぼうや」
って
あわててわたしてくれて
しゅーーと
とびらがしまった
おぼちゃんは
まにあってよかったのか
にっこり
わらって
ぼく
おもわず
おばちゃんにてをふった
おばちゃんも
ちいさくかえしてくれた
めのまえを
さっきのこが
ぷいっとしたかんじで
とおりすぎていった
ぼくのそうどう
しってて
やなかんじ
そうおもった。
なし




