25/66
じしん
なし
じしん
ぼくは
このことばに
びんかんになってる
パパの
おじいちゃんと
おばあちゃんが
すんでいるのは
とうほくで
ちょっとまえに
おおきなじしんが
あったから
パパは
ぼくや
ママはつれていかないで
おじいちゃんの
とことか
おせわになったひとの
とことかへ
なんかいか
ようすをみにいってる
ママがいってたけど
パパ
こっちにくるまえは
むこうで
おしごと
してたんだって
だから
しりあいのひとが
じしんにあって
すごく
しんぱいなんだって
そして
みにいった
あとのパパは
ちょっとつかれていて
いつもの
パパじゃないみたい
さらに
じしんだけじゃなくて
めにみえない
もの
ほうしゃのう
っていうのも
しんぱいされているみたい
まえに
おじいちゃんが
ぼくのたんじょうび
プレゼント
おくってくれて
おれいの
でんわしたとき
「じしんだいじょうぶ」
って
きいたら
「ほうしゃのうに
まけてたまるか
しんだら
しんだだ」
って
やさしいおじいちゃん
めずらしく
おこってて
ほうしゃのうに
かんけいなく
そとで
だいすきな
にわのくさいじり
してるんだって
パパにそのあと
かわったら
パパちょっと
なみだめになってた
あと
おふろから
すこし
はやくあがって
アニメをみようとおもって
リビングに
はだかでいこうとしたら
パパとママが
リビングで
かなしいかおしてて
パパが
「いってないやつには
はなせん」
って
いわれたって
ぽつりと
ママにいってた
なんだか
ぼくもつらかったけど
きかなかったふりして
「アニメ、アニメ」
って
さわいでいって
ママに
「こらっ」
って
おこられちゃった。
いろいろだね。
なし
