おとなのじじょう
なし
ぼくは
いま
このあたらしい
いえの
3つまえのえき
そのちかくにすんでる
いますんでいるところは
えきに
かいそくがとまるけど
こんどのあたらしい
いえには
かいそくは
とまらない
パパは
すこし
さびしそうに
「おとなのじじょうが
あるんだよ」
と
さびしくわらった。
そんなパパを
かなしませる
じじょうってなにかなって
パパのかおを
みてよけいさびしくなった。
ぼくが
いま
すんでいるのは
マンション
10かいだての5かい
ぼくがうまれるときに
そこに
ひっこしてきたんだって。
そして
ことしのおしょうがつに
パパがびっくりニュースを
はっぴょうした。
パパが
あらたまって
はっぴょうしたこと。
それは、
ぼくに
いもうとかおとうとが
できること。
ぼくは
おにいさんに
なるんだね。
かんがえもしなかったし
そうぞうできない。
そうぞうできないけど
ママのおなかは
もう
おおきくなって
あきには
いもうとかおとうとが
うまれる。
きょねん
あかちゃんができたとき
パパとママは
だいぶ
なやんだんだって
だって
いまのマンションは
せまいし
あかちゃんが
うるさいっておこられるかも
しれないって。
それで
あたらしいいえを
たてることにしたんだって。
そんな
ぼくは
しょうがく2ねんせい
ぼくは
いえのことを
きいたとき
がっこうのことが
いちばん
しんぱいだったけど
「しばらくは
でんしゃでかよえって。」
「しばらくかよって
それから
かんがえよう」
と
パパがいった
すごい。
でんしゃで
かようなんてかっこいい。
でも
おもったのが
ぼくの
ようちえんのともだち
まっくんのこと。
まっくんは、
よつばのくろーばーの
がっこうに
いってる
ぼくは
しんじられなかったけど
まっくんが
そのがっこうまで
でんしゃで1じかんくらい
かかるって
おしえてくれた
しんじられなかったから
おもわず
「まっくん
だいじょうぶ。
たいへんじゃない。
すわっていけるの。」
ってしんぱいで
きいたら
まっくん
あしもとをみながら
「ママのゆめだったの」
とぼそりといった
でも、がっこうは
とおいけど
じゅぎょうはとっても
おもしろいんだって
まっくん
ようちえんのときから
けいさんがすきだったから
いま、じゅぎょうで
すごくむずかしい
もんだいがでて
クラスで1ばんで
とけるのがうれしいんだって
なし




