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ぼくのいえ  作者: 玲於奈
17/66

かくれんぼ

なし

びっくりした。


なんと

2かいから

てんじょうにつづく

かいだんがあった


いまはかべがなくて

すかすかだから


へんだなと

おもったけど


きのじょうぶな

はしごがかかってて

すぐわかった。


パパ

なんと

ひみつのへやを

つくったみたい


ぼく

ひひひといいながら


えほんの

ぱむとよろや


むかし

アニメでみたの


くろいのが

いっぱいでるやつ

おもいだして


わくわくした


だれにも

しられないようにして

こっそりのぼった


のぼったところは

いただけが

はってあった


まだかべがないので

すかすかで

こわい


やねうらの

へやのさきのほうは

2かいも

みえた


そのとき


「ぼうやあ」


って

やさしい

こえがして

だいくのおじさんが

ぼくを

かくれんぼの

さいごのおにをみつけた

みたいに


「みーつけた」


って


すごく

おおきなこえでいった


ようちえんの

かくれんぼをおもいだして

ぼく

おどろいちゃった


でも

その

とっても

おおきなこえを

きいて


とつぜん

かいだんの

あしおとがした


「しまった」


だいくさんに

おこられるのかな

おもって

めをつぶって

かたまっていたら


てで

あたまをなでられた


そうっと

なでられて

めをあけたら

めのまえに

パパがいた



あとは

かべをはるんだけだって


「ママにはひみつだよ」


くちのまえで

しー

ってしながら

パパがこっそりいった




















なし

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