チューリップ
なし
もちまきから
すこし
しかたっていないのに
いえにまどや
ドアがついたこと
ぼく
ほんとうにおどろいた
でも
もっとおどろいたのは
いろいろなしごとをするひとが
たくさん
いえの
なかやそとにいたこと
うえきやさんが
いえのまわりのうえきについて
つちのようすをみたりしてた
うえきやさんは
かっこいいおにいさんで
「ぼく、
どんなおはなすき」
って
きくから
おもわず
こないだ
がっこうの
いちねんせいきょうしつに
いったときに
そとのかだんにさいてた
はなをおもいだして
「チューリップ」
って
かえした。
うえきやさん
ちょっとびっくりして
そして
わらってた。
でも、うれしそうだった。
ぱいぷやさんは
いえのそとに
ちいさいショベルカーで
あなをほって
ぱいぷをうめていた
ぼくが
ちいさいショベルカー
めずらしくて
じいっとみてたら
「ぼうや、こっちは
あぶないぞお」
って
わらいながら
ぱいぷやのおじさん
こえをかけてくれた
いえのなかでは
でんきやさんが
くろくてながくて
ふといせんをずっといえのなかに
ひっぱっていた
ときどき
くろいちいさいはこを
かべにつけていて
ぼくが
ちかよって
「それ、なあに」
って
きいたら
めんどくさがらないで
「コンセントだよ」
って
おしえてくれた
やさしいおじさんだったな
あと
とちゅうで
かーてんやさんがきて
1かいで
パパと
どこに
どんなカーテンをするのか
はなしあっていた
ほんとうに
たくさんのひとが
ぼくのいえに
でたりはいったりしていた
おじさんたちは
パパがきたので
いろいろ
そうだんしているようだった
なし




