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ぼくのいえ  作者: 玲於奈
10/66

おおやさんのいえ

なし

パパが

さっそく

じゅうたくの

かいしゃのひとに

おおやさんのことを

はなしたら


すごいすごい

ふくしゃちょうさんの

おともだちのいえ

だったんだって


むかし

おおやさんは

おおきなこうじょうを

していたんだけど


むすこさんが

あとはつがないで

さらりーまんっていうのに

なって


としをとって

からだが

つづかなくなって

やめてしまったんだって


そして

おしょうがつの

びっくりニュースの

はっぴょうのあと


ぼくは

いえをたてることを

きいた

それから

おしょうがつがおわって

パパが


「おおやさんに

 あいさつにいくよ」


とパパとママと

ぼくで

おおやさんの

いえに

あいさつにいった


おおやさんの

いえは

さすがおおやさん

だけあって

にわのまつが

りっぱで


さらに

いけがあって

ぼくは

いけがすごくうれしくて


ぐるぐる

ぐるぐる

いけのまわりをまわってた



だって

ようちえんのとき

よくおさんぽに

いった

しやくしょの

いけみたいだったんだもん


そして

おおやさんのいけにも

おおきなこいが

たくさんおよいでた


なかにはいって

げんきに

あいさつしたら

とつぜん

おおやさん

じっと

ぼくのかおをみて


「いけはすきか」


って

きくから

すこしまよったけど

えがおで


「だいすき」


って

こたえたら


いきなり

くちをおおきくあけて


「ハッハッハアア」


って

きもちのよい

わらいかたをした


まるで

さいたまばあちゃんが

すきな

ゆうがたにある

じだいげきのひとみたいだった。


でも

いけをまわるぼくをみて

ぼくのこと

すごく

きにいってくれたみたい


おとなは

おちゃしかなかったけど


ぼくしか

たべないのに

おかしを

たくさんだしてくれた

ほんとうは

ジュースがよかったけど


子どもがいないので

ジュースはなくて

かうのも

おもいつかなかったんだって


そして

もらったおかしは

それはそれは

とうめいないれものにはいった

あおいふたのついた

ようきに

はいってた


ぼくはいつも

ママについて

スーパーにかいものに

いくけど


そこでも

みたことがない

おかしで


なかに

どうぶつのかたちの

クッキーがたくさんはいってた


たべてみたら

とっても

おいしかった


その

おかしは

がいこくにいる

むすこさんが

おくってくれたんだって


子どもがいなくて

だれもたべないから

きょう

だしてくれたんだって


そして

むすこさんには

こどもがいて

おおやさんからは

おまごさんになるんだけど


とってもとおくで

かんたんには

あいにいけないんだって


だから

ぼくがきて

おおやさんたちは

とっても

うれしかったんだって




なし

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