チャットルーマー
チャットルーマー
[たこき]
我がチャットのしもべ達! いでよ!
※パンナコッタさんが入室しました
※ふんころがすさんが入室しました。
※命の灯火さんが入室しました。
[命の灯火]
今まで内緒にしていましたが、私もう直ぐ死にます。そこで、皆さんにお願いがあります。
[パンナコッタ]
はいっ! 釣り来た。どうせ最後に「嘘だよ! このカスども!」って言う気だろ? だろだろ?
[ふんころがす]
もう直ぐ死ぬやつが、こんなところに来るはずがないころがす。絶対に釣りころがす。
[たこき]
とりあえず、話だけは聞いてやろう。暇だし。
[命の灯火]
私は癌なんです。余命1ヶ月と言われました。
[パンナコッタ]
ガーン
[たこき]
いきなり重いな。とりあえず、リアル自己紹介からしたらどうだ? 君は最近入ったばかりだしね。それに、もし君が100歳のジジイだったら、それはただの寿命だ。興味ない。でも、もし君が巨乳で美人な少女だったら話は別だ!!
[ふんころがす]
そうだころがす。まず、リアル自己紹介するころがす。それによって対応が変わるころがす。世間は美人には甘いけど、不細工には厳しいころがす。……だから俺には厳しい世界だころがす。
[パンナコッタ]
やーい。不細工。
[命の灯火]
失礼しました。では、まずリアル自己紹介をしますね。私は今年で16歳になります。高校生です。女です。顔は……どうでしょうか? 自分では美人だとは思いませんが、不細工でもないと思うんですよね。
[パンナコッタ]
JKキタ! これキタ!
[ふんころがす]
もっと年上だと思ってたころがす。チャットの文章は大人びていたころがす。びっくりころがす。
[たこき]
まあまあ、あわてるな二人とも。まだ、肝心なことを聞いていないだろ? その、なんだ、つまり、パイ……
[パンナコッタ]
パイの実?
[たこき]
違う!
[パンナコッタ]
パイズ……
[ふんころがす]
それダメころがす!! R指定が付いてしまうころがす
[パンナコッタ]
めんごー。
[命の灯火]
Dカップです。
[たこき]
うむ。
[パンナコッタ]
うむ。
[ふんころがす]
うむ。
[命の灯火]
あの……話を聞いていただけますか?
[たこき]
あぁ、続けてくれたまえ。私は君の味方だ。
[命の灯火]
私は小説が好きで、小説家になろうというサイトに自分で書いた小説をちょくちょく送っていました。
[たこき]
うむ。私と君の出会いも、そこだったな。
[命の灯火]
はい。たこきさんの小説を読んで、この人とお話がしたいと思いました。
[パンナコッタ]
それで、このチャット部屋にやってきたのか
[命の灯火]
はい。たこきさん、パンナコッタさん、ふんころがすさんのお話はとてもおもしろくて、私毎日楽しかったです。特に『モンブラン爆発事件』や『パンナコッタさんのケツ毛の話』は今でも思い出し大爆笑できるほどです。
[パンナコッタ]
その話はやめてくれぇええ~!!!
[ふんころがす]
笑笑ころがす。
[命の灯火]
私の願いは、一つです。実は、明日の朝一に、最後の手術があります。これに失敗したら、もうほんとに死ぬしかありません。どうか、その手術が始まるまで、退室しないでください。私の呟きに答えてください。お願いです。
[パンナコッタ]
えー。パソコン付けっ放しとか、マジ無理なんだけど。エコの時代だぞ! エコ!
[ふんころがす]
俺明日学校で試験があるころがす。ちょっと無理ころがす。
[命の灯火]
そうですか……。そうですよね。ごめんなさい。変なこと言って。
[たこき]
私はかまわんぞ。私は仙人だからな。
[パンナコッタ]
くそ、しょうがねぇな
[ふんころがす]
補修がんばりころがす。
[命の灯火]
みなさん、ほんとにありがとうございます
[命の灯火]
私これから、手術に行って来ます。たこきさん、パンナコッタさん、ふんころがすさん、ほんとうにありがとう。最後に一言いわせてください。
[たこき]
うむ。
[パンナコッタ]
うむ。
[ふんころがす]
うむ。
[命の灯火]
今までのは全部嘘だよ!! やーい! バカバカ! ひっかかった!!
※命の灯火さんが退室しました。
[パンナコッタ]
くそ! やっぱりだまされたぁ!
[ふんころがす]
さすがに悪質だわ。ドン引きです。
※パンナコッタさんが退室しました
※ふんころがすさんが退室しました
[たこき]
ふむ。嘘だったか。まぁ、それはそれでいいのだが。もし、これが本当だったら、私に何ができただろうか? ……考えるのはやめておこう。
※たこきさんが退室しました