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設定資料.1

ここでは作中の世界観を紹介していく予定です。

ストーリーが進むにつれて書き足していきますので、後から読み始めてくれる方にはネタバレ要素を含むようになるかもしれません。

●冒険者

 グランヴァリア大陸では魔物の誕生である《災厄》以降に現れ始めた者達のことで、現在では花形とも言える職業。

 魔物を倒し、それから得た様々な素材を売ることで生計を立てていたが、冒険者ギルドや各国の冒険者の受け入れなどの発足によって、確立された職業になった。

 現在では冒険者ギルドから発行されているライセンスを用いることで様々な利便性が拡充されている。

 中には冒険者ライセンスだけでなく、他のギルドから発行されているライセンスを複数持っている者もいると言う。



●傭兵

 冒険者とは異なる団体で、傭兵ギルドに所属する放浪兵士。

 冒険者と同様に依頼などが舞い込む他、冒険者ギルドと連携して依頼の管理なども行っている。ただこちらは賊などの討伐や街の守備と言った依頼を主としており、対人戦闘を主眼に置いた職業となっている。

 戦乱の時代を過ぎたため今となっては傭兵たちの人数も減少の一途をたどっているものの、発行されている傭兵ライセンスは冒険者ライセンスと同様に扱われている。



●騎士

 各国を守る騎士の職業で、ギルドは存在していない。

 各国の王に仕える騎士団や上級貴族の騎士団などに所属して、命令に従い冒険者や傭兵と同じく仕事をこなすが、依頼はない。戦乱を過ぎて尚必要とされる騎士団は当然国を守る為に存在しており、教育機関である騎士学校もまた各国独自のものが存在している。

 フランメール総合学院でも騎士科と呼ばれる専門があるが、あくまで冒険者として扱われる。



●魔法使い

 文字通り魔法を使う職業で、騎士と同様に国に仕える為に各国では魔法学院が存在する。

 ただ魔法使いは冒険者としての傾向が強く、騎士とは違って国への帰属意識は低い。国に仕える魔法使いも居るには居るが、冒険者に転向する者が多いと言われている。

 エルフ族や人狐族といった魔法の歴史が深い種族がいるが、こちらは魔導士や呪術士などと言った呼称で呼ばれている。



●人族

 人々の総称で、人と定義された種族。人間族をはじめ、獣人族、妖精族、龍人族の四種族のことを指す。

 ただし、獣人族には狼人族(ワーウルフ)猫人族(ワーキャット)人狐族(ワーフォックス)の三種族が主に存在し、姿も耳や尾と言った特徴が主な半獣人(フォルマ)、全身に獣の特徴が現れる獣人(ガウル)の特徴に分かれている。

 妖精族ではエルフ族とドワーフ族が生き残っており、エルフは尖った耳に長身痩躯、ドワーフは身長が低く筋骨隆々と言った特徴がある。

 龍人族は龍族の血縁で、本来は人族の血を引かない種族である。

 獣人族、妖精族、龍人族はそれぞれ種族としての特徴、そして特殊な能力を持っているが、人間族に限ってはこれと言って突出した能力を持たない。



●魔物

 何千年も昔に起きた《災厄》から生まれ出でた魔なる存在。

 新たに生まれたものや、既存の生物が変化したものまで多種多様な魔物が存在している。

 迷宮で湧出する魔物は個体の強さが一定に定められているが、迷宮外に棲息する魔物は繁殖や成長をするため、個体によって強さが異なる。

 魔物の中には魔物でありながら人並みの知性を宿した個体等も存在しており、一概に魔物と言っても全てが害を為す存在とは言い切れない面を持つ。



●冒険者ギルド

 冒険者たちが増え始め、各国の有志たちによって発足されたギルド。各国で共通した冒険者ライセンスを発行し、様々な形で確立されている。

 ギルドは冒険者ライセンスの発行の他、依頼人と冒険者の仲介人を行っていたり、冒険者向けに需要の高いアイテムの買取・販売を行っている。冒険者ギルドからも直接冒険者たちに依頼を出しており、それぞれの地域に出現した危険性の高い魔物の討伐依頼を率先して出している。

 各冒険者ギルドは互いに連携を保つ為に常駐冒険者を雇うこともある。



●冒険者ライセンス

 冒険者の増加に伴いギルドが建てられたのと同じく、そのギルドから発行された冒険者の身分証明書兼迷宮探索許可証。

 冒険者のレベルや主なスキル、ランク付けされたステータスが魔力の吸収によって自動更新されるだけでなく、パーティーやギルドの結成、管理などが可能なもの。

 クロが呼び出せるホロウィンドウよりもいくらか古めかしい幻影であるホログラムが表示され、そこから操作する必要がある。

 冒険者の必須アイテムで、一週間以上触れずに放置しておくと自動的に消失すると言う、仮想世界に似た現象を起こす。そして再発行にはライセンス購入と同じ金額が必要になるので、紛失は避けたい。



●冒険者養成学校

 世界各国に存在する冒険者を育て上げるための教育機関。

 必ずしも卒業しなければ冒険者になれない訳ではないが、事前知識と経験を積む事で死亡率を抑え、実力のある冒険者を輩出する事を目的としている。

 国によっては冒険者に限らず、騎士学校や魔法学院と言った一部を専門としたものも存在している。

 最も有名なのはグランツ商国の《フランメール総合学院》。



●迷宮

 世界各地に存在する魔物の巣窟。

 何千年も昔に起きた《災厄》以降から発見されるようになったもので、地脈から魔力を吸い上げることで魔物を生み出す《装置》。

 災厄ののちに世界が生命のバランスを保つ為に生み出したと言われており、この迷宮があるからこその冒険者と言う職業の誕生へと繋がった。

 特徴として入り口には踏破状態になった階層への直通の転移魔法陣が生成されるようになっている他、迷宮内部では自然と罠や宝箱までが生成され、冒険者を集めるような構造をとっている。実際に迷宮で討伐された魔物や、命を落とした冒険者などは魔力へ分解されて、新しく魔物を生成する。

 放置しておくと魔物が溢れて迷宮の外部でも湧出するようになるため、冒険者の出入りが少ない迷宮などでは定期的に大討伐が行われている。

 迷宮内では各階層に通常の個体よりも強力な魔物が居る部屋があり、エリアボスと呼ばれている。深く進み続けると階層を刳り抜いたような広い階層ではフロアボスと呼ばれる

更に強力な魔物が出現する階層が存在している。



●迷宮の種類

 迷宮にはいくつか種類があり、地下に向かって進む下層型と、上へ目指す上層型の二種類が存在している。

 例外的に迷宮へと変化した森や街、城砦などもあり、一概に迷宮と言っても迷路や洞窟とは限らない。そうした特殊な形態を持つ迷宮で最も有名なのがかつて栄えた《古城ヴェルデバラン》。


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