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鋼鉄の相棒:軍事用四輪駆動車「ケルベロス」

 ■鋼鉄の相棒:軍事用四輪駆動車「ケルベロス」



 ミチルの身体を包み込むように、重厚な内燃エンジン音を響かせているのは、軍事用四輪駆動車「ケルベロス」だ。酸性雨の降りしきるこの街での活動用に開発されたため、完璧な防錆処理を施されている。荒地踏破を全く苦にしない巨大なオフロードタイヤが地面を掴み、車体上部の全周旋回式ターレットにマウントされた「20mm重機関銃」が、システムチェックのために滑らかに銃身を回転させた。

 この重機関銃は、戦車の装甲すら紙のように引き裂くべく設計されている。車内からムーンルーフの防雨処理を施された開口部を経て、給弾ベルトがジャラリと音を立て、薬室に初弾が送り込まれる。ケルベロスの車体はミチルの盾であり、移動砲台でもあった。


「行くよ、ケルベロス。生存者が一人でも残っていればいいけど」

「了解です、ミチル。──ひとつ、いいですか?」

「なに? 手短にね」

「わたしの名前はハウンドです」

「今さら? わたしにセーラー服にしか見えない戦闘スーツを無理矢理着せた、頭のおかしいあんたの開発者が、この車両の名称は、『ケルベロス・ハウンド』だって教えてくれたのよ。言い慣れてるし、もうそれでいいじゃない」


 ケルベロスの搭載AI「ハウンド」を、もう何度目になるかわからなくなった、いつものやりとりでミチルは黙らせた。

最後まで読んで頂いてありがとうございます!

次回更新は2025/12/31 18:10です。

次回から、事態が動き始めます。

同時連載の、「契約の魔法少女/マギカ・コントラクト」もよろしくお願い致します。魔法少女×SFの作品です。

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