表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/23

帰還:硝煙と日常の境界線

 ■帰還:硝煙と日常の境界線



「アーセナル・ラボ」の分厚い防壁扉が、重々しい金属音を立てて開いていく。ケルベロスのタイヤが滑らかなセラミック製の床面を転がり、指定のドックへ誘導された後、停止する。数名のメカニックが駆け寄ってくると、ソフトとハード両面のメンテナンスが直ぐに開始される。

 熱に焼けたエンジンが沈黙すると、いつもの通り、キンキンと小さな金属音がする。同時に、ミチルは運転席のドアを開けると、足元をふらつかせながら、待機所のシートへ崩れ落ちた。


「……到着よ、リナ。ここなら、あの化け物たちも入ってこれない」


 リナはまだ不安げに周囲を見渡していたが、ラボの無機質ではあるが清潔な雰囲気と、自動殺菌と酸性雨の中和システムの噴射する淡いミストの香りに、わずかに肩の力を抜いたようだった。


『お疲れ様です、ミチル。バイタルサインが警告域です。即座にメディカル・ポッドへ入ることを推奨します』

『うるさいわね……。その前に、このボロ雑巾をどうにかしたいのよ』


 ミチルは忌々しげに、肩から無残に裂け、スライサーの体液と火薬の煤で汚れた戦闘スーツを指差した。

最後まで読んで頂いてありがとうございます!

次回更新は2026/01/08 18:10です。

同時連載の、「契約の魔法少女/マギカ・コントラクト」もよろしくお願い致します。魔法少女×SFの作品です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ