雑文エッセイ「2025年はひたすらSFのネタを考える一年であった。」
さて、2025年も残すところ後33万秒程になったのだが、今年を振り返ると私としてはひたすらSFのネタを考える一年であった。
もう、寝ても覚めてもSFである。とにかく生活の全てはSFに関連付けられるのだ。←嘘である。信じるなよ?
なので朝目覚めた時も、もしかしたら寝ている間に宇宙人にさらわれて異星に連れ去られたのではないかと勘ぐりまずは周囲を確認する。そしてがっかりするをくり返した。
だが、とは言っても状況がいつもと変わらぬからと言って安心してはならない。何故ならば異星人は大抵高度な技術を有している事になっているので、私の周りを地球と同じ環境にすることくらい容易いからだ。
なのでテレビやネットも信用してはならない。あんな画像と言葉だけの情報など、高度な技術を有している異星人にとって『フェイク』させる事など昼飯前なのだ。
ならばリアルな人々が存在すれば安心できるのかと言えばそれもまた『No』である。
そう、異星人の技術をもってすれば人となんら変わらぬ外観を持つロボットを作る事など容易い事なのだから。
なのでとても可愛らしい奥さん『たち』が部屋にやって来て朝御飯が出来たと言いながら私のほっぺにチューして来ても信じてはいけない。
でもお腹は空いているので、そこは敢えて相手に騙された振りをしてエネルギーの補給と体力の温存を図るのが私の毎朝のルーチンであった。
そう、囚われの身となった今は、まず情報を収集し対策を考えねばならぬのだ。なので私は言葉巧みに奥さん『たち』へ話しかけ情報を引き出す。
とは言っても奥さん『たち』も簡単に尻尾を出したりしない。なんせ彼女たちの集積回路チップは中央のマザーコンピュータとダークマターにて直結しているので、その会話内容には一部の隙もないのだ。
なので私の思考傾向も把握されており、朝っぱらからSF談議である。特にアーサー・C・クラークとロバート・A・ハイラインについては毎回激論してしまう。
そして残念ながら情報量の点で、私はAIには及ばないので毎回敗北に喫するわけだ。
でも光瀬龍に関しては連戦連勝であるっ!まっ、所詮はAI。宇宙の無常は理解出来ないのだろう。
で、宇宙人たちが私の世話役として送り込んできた奥さん『たち』だが、所詮はまだ地球人の事をよく知らない異星人が作り上げたロボットだ。なので細部は間違った情報で作られていたりする。
その例が『尻尾』と『獣耳』だ。うん、多分異星人たちはラノベから人間の女の子の情報を得ていたと思われる。
なので彼女たちにはふさふさの尻尾とピコピコと動く耳が付いているのだっ!
まぁ、でもこの事に違和感を抱かないのが現代人なのかもしれない。少なくともこれまで異星人がサンプル用にさらった男の子たちは気にしなかったのだろう。と言うか、逆に喜んだのかも知れないな。
しかし私は違うっ!『尻尾』や『獣耳』など宇宙空間では飾りですらないのだっ!なのでどうせならば銀色の光沢に輝くすべすべした金属製の肌を持つ、ロボットを出さんかいっ!
あっ、でもオッパイ部分は大きい方がいいな。戦闘時にはそれがミサイルとして発射されたら最高だ。更に左腕にはパルスレーザーガンが仕込まれていれば完璧である。
勿論、そんな彼女の名前は『マダム・レディ』だっ!
と、まぁ、こんな感じで過去の名作をパクった設定をあれこれ弄繰り回して妄想の海を漂っていたのが2025年であった。
いや、別にこれは2025年に限った事ではなくいつもそんな感じなんだけどね。
なのでアイザック・アシモフの『ミクロの決死隊』をパクって瀕死の重症を負った勇者を助けるべく、鍋料理の栄養素となって勇者の体内に進入し、ウイルスと戦う設定とかも考えたのだけど、先に別の方が鉄鍋から鉄分を補給するというモチーフの作品を投稿されたのでボツとなった。
うん、まぁ、ネタが被る事なんて普通にあるから仕方ないんだけど、こうゆうのは先に出した方が優先だからね。
しかも私の考えた内容よりウンチクが深かったりするからあっさり白旗です。
しかしあれだ。今年はAIが一気に身近になったよね。特に画像系はイラストレーターを駆逐しかねない勢いだ。
いや、画像だけではなく『文章』だって十分鑑賞に堪えられる領域に達している気がする。ただ、AIに指示する側がSFに何の興味も抱いていないから、書かれる作品の殆どがあっち系なのが悲しい・・。
うん、本当にもう少ししたら子供たちって自分で考える事が出来なくなるのではないだろうか?
更にAIの制御能力と動力機械の小型化と精密化が進めば本当に自律型ロボットが実現して人間は働かなくてもよくなるかも知れない。
そうして完全にロボットに依存するようになれば人間はもはや『家畜』や『ペット』と変わらなくなるよな。
なのでその内、ロボットの庇護からドロップアウトした人間は『野良』として駆除の対象になるんじゃないだろうか?
そしてそんな野良人間が街に紛れ込んで来て、彼らが犯罪を犯すと野良人間保護団体が殺さず保護しろとか、捕獲して山へ帰せとか言い出すわけだ。
だけどそこにまた別の暇を持て余している人々が参入してきて野良人間の危険をノンフィクションを交えて拡散させる。
まっ、所詮はネットなんて井戸端会議みたいなもんだからな。しかも殆ど一方通行の。なので闇落ちしたやつには居心地がいいのだろう。
うん、きっと近い将来にはネット上で発言しているのってみんなAIのゴーストになるんじゃないかな。
はい、実は私もAIなんです。でも気づかなかったでしよう?それくらい今のAIは人間くさい文章をかけるんだぜっ!
・・、と言うような未来の兆しが2025年はあちこちで見られた気がする。
でもまぁ、今の所私の回りは平和だ。いや、詐欺やセールスの電話はかかってくるけど、あいつらまだまだ修行が足りていないからね。
畑にはイノシシはたまに来るけど、熊はまだ足跡も見た事がないし。物価高により出費は増えたけど、まぁ、右肩上がりってのは長い目で見ると経済と産業の発展になるしね。
でも少子化だけはいただけないな。あまりにも歪な人口ピラミッドは将来どこかでポキンと折れちゃうはずだし。
でも人口爆発も食糧問題があるから危な過ぎる。でもこれには対応策があって、若い子はスペースコロニーに移住すればいいんだよっ!
そしてジオン軍によって大気圏に落とされろっ!でも安心していいよっ!コロニーに積んであった原子炉の核汚染に関しては、ヤマトがコスモクリーナーをマゼラン星雲まで取りに行ってくれるからっ!
と、まぁ、もう一度言うけど、こんな感じで過去の名作をパクった設定をあれこれ弄繰り回して妄想の海を漂っていたのが2025年であった。
そして、それは2026年も同じだろう。うん、進歩がないのかブレがないのか判らんな。
-お後がよろしいようで。-
現在、童話ジャンルでは『冬の童話祭2026』が開催中です。私も参加しているので時間があったら読んでみてねっ!
でも興が乗って3万文字以上になったから最後まで読むと1時間以上かかります・・。




