表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とある教師の日記 / 著者不明・編者レサトステ・イマベシュ  作者: 夕藤さわな


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/12

***

【第2版 あとがき】

 20余年を経て再び、彼の日記と向き合っていることに感慨を覚えている。

 国境付近における人族との緊張の高まりを受け、この本が再び注目されることになったことは喜ぶべきこととは言えない。しかし、第1版では削除せざるを得なかった部分――主に当時の為政者に関する彼の〝忌憚のない意見〟――を加え、完全な形でこの日記を世に出す機会を得られたことは喜ぶべきことだろう。

 王政の時代が終わり、共和制の時代がやってきた。新しい時代に彼が遺した言葉がより正確に、広く、長く受け継がれることを祈って。


 ところで、第1版が出版された当時、独身だった私は愛すべき妻とめぐり逢い、愛すべき娘を授かった。第2版が出版される頃、娘は11才の誕生日を迎える。彼の娘、アイエネと同い年になるのだ。


 ニザラヌ暦9年3月23日 愛する妻と娘のいる我が家にて――。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ